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保育児童学部保育児童学科のカリキュラム・学修内容

保育だけでなく教育・福祉・心理も学習
幅広い知識を身につけ、子育て支援のプロに

保育・幼児教育の知識・技術の習得をベースに、初等教育や福祉の相談援助技術、臨床心理のカウンセリング技術なども学び、保護者や地域の子育て問題への対応ができる人材をめざします。将来は保育所や幼稚園、認定こども園のほか、小学校や児童養護施設、児童相談所などの公務員など、幅広い進路を目指せるカリキュラムです。

実践的な演習授業を多数配置。
実際の現場で生きる知識や技術が自然と身につきます。

保育・幼児教育の実践的な技術を身につける演習授業を1年次から多数配置。現場に出たときに必要となる能力を自然に身につけることができます。さらに2年次の「保育児童基礎演習」の中で夏祭りを実施したり、4年次の「保育実践演習」ではゼミ形式の授業の中で、興味や関心に応じたテーマの研究・調査を行うなど、4年間の授業を通して将来保育・幼児教育従事者として生きる力を身につけます。

公務員保育士・公立幼稚園教員の採用試験
希望者全員の合格を目指しています!

本学では1年次からキャリア開発教育科目がカリキュラムに組み込まれているので、将来の目標を定め、それを見据えてカリキュラムを履修することができます。また、公務員保育士、公立幼稚園教員、公立学校教員など、それぞれの目標に合わせた試験対策も実施。あなたの夢の実現を支援します!

保育児童学科学修科目例

音楽活動の指導で求められる知識と
技術を身につけられる「音楽」の授業
音楽活動の指導で求められる知識と技術を身につけられる「音楽」の授業

ピアノの演奏、弾き歌い、手遊びといった、保育現場で必要になる技術の習得を目指す授業です。また、それに必要な楽典や歌唱などの基礎知識、音楽のしくみに関する理論についても、実践を通して学びます。2018年までは半期の授業でしたが、以降は通年学ぶことができるようになりました。

乳幼児の保育・教育の重要性や現代の子育て支援に
ついて学ぶ「保育原理」の授業

乳幼児における保育・教育は、その人の生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものです。それを踏まえて、なぜ重要な意味を持つのかを、さまざまな観点から考え、理解を深めていきます。また、現代社会において高まっている保育ニーズや子育て支援に関する基本も習得していきます。

乳幼児期の保育・教育をさまざまな観点から考え、
理解する「保育内容総論」の授業

保育をおこなう際は、「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5領域を意識して、保育内容を組み立てていきます。しかし、それだけでは十分とは言えません。この授業では「養護と教育が一体的に展開する保育」「環境を通しておこなう保育」など、保育内容の展開に対して理解を深めていきます。

培った知識と技術を現場で実践し
即戦力となる人材をめざす「実習」の授業
培った知識と技術を現場で実践し即戦力となる人材をめざす「実習」の授業

学んだ理論を実習生として現場で実践。実際に子どもの前に立ち保育を行い、新たな課題を見つけ、実践力を身につけます。保育所・福祉施設でおこなう「保育実習」のほか、「幼稚園教育実習」「小学校教育実習」「ソーシャルワーク実習」など、取得資格に応じた現場実習を履修します。

1年次

総合教育科目で教養を身につけつつ、保育の理論、基礎的な保育技術を身につけます。
[ 科目例 ]保育児童学概論 人権教育 心理学概論 社会学概論 児童・家庭福祉論 教育学概論 保育の心理学Ⅰ 保育内容(表現) 図画工作 幼児体育 など

2年次

子どもの発達と生活について学び、引き続き保育技術を身につける演習に加え、保育技術を高めるこどもやこどもを取り巻く環境についての知識を専門的に学びます。
[ 科目例 ]保育児童基礎演習 社会福祉 保育原理 社会的養護 子どもの保健Ⅰ・Ⅱ 乳児保育 保育内容総論 体育 図画工作科指導法 保育実習Ⅰ など

3年次

現場での実習により、保育・幼児教育の知識・技術をより実践的なものに高めていきます。また、公務員保育士や公立幼稚園の先生をめざす学生のための対策を行います。
[ 科目例 ]保育キャリア展開演習 家庭支援論 子どもの食と栄養 臨床心理学 保育・教育課程論 保育相談支援演習 乳児保育Ⅱ 音楽Ⅲ 保育実習Ⅰ  など

4年次

保育者・教育者として現場で活躍するための専門的能力をさらに深める演習を行います。また、引き続き実習、公務員・教員対策などのキャリア支援科目もあります。
[ 科目例 ]保育キャリア実践演習 教員開発演習 保育内容総論Ⅱ 保育児童専門演習 保育実習Ⅱ・Ⅲ 保育実践演習 など

カリキュラムの詳細(PDF)

保育士希望者のための実習

保育士希望者のための実習
保育実習Ⅰ(2年次秋期・3年次春期)

保育所(Ⅰ)および福祉施設(Ⅱ)でのそれぞれ12日間の実習。同時に「保育実習指導Ⅰ」を2年次秋期に受講します。

保育実習Ⅱ・Ⅲ(4年次春期)

保育所(Ⅱ)または福祉施設(Ⅲ)での12日間の実習。同時にⅡの場合は「保育実習指導Ⅱ」を、Ⅲの場合は「保育実習指導Ⅲ」を同時に受講します。

幼稚園教諭希望者のための実習

幼稚園教諭希望者のための実習
教育実習(初等)Ⅰ・Ⅱ(3年次秋期・4年次春期)

幼稚園・認定こども園等での全部で4週間の教育実習。3年次に教育実習指導Ⅰ(初等)を受講し、3年次秋期にⅠの前半1週間を、4年次春期にⅠの後半1週間とⅡの2週間の実習があります。

小学校教諭希望者のための実習

教育実習Ⅰ(初等)(4年次春期・秋期)

小学校でそれぞれ2週間、合計4週間の教育実習です。3年次に教育実習指導Ⅱ(初等)を受講し、4年次に2週間ずつ実習を行います。

社会福祉士受験資格希望者のための実習

ソーシャルワーク実習(3年次秋期)

社会福祉施設での24日間の集中実習です。また、実習のため、ソーシャルワーク実習指導Ⅰ(3年次春期)、Ⅱ(3年次秋期)、Ⅲ(4年次春期)を受講します。