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松浦准教授が千葉県の高等学校で「共生社会」に関する出前授業を実施



 11月6日(木)、千葉県立野田中央高等学校(普通科)において、本学の松浦俊弥准教授(社会福祉学部)による出前授業が実施されました。
 松浦准教授は以前、同市内にある特別支援学校に勤務していた関係で、野田中央高校の職員研修会(特別支援教育理解)講師などを通じて同校のサポートを続けており、今回はその一環として、高校3年生全員に「共生社会」「障害理解」を目的とした出前授業を行ないました。
 当日は、映像や歌などを交え、スライドを中心に授業を進めたところ、約50分の授業に生徒たちは集中し、中には涙を流しながら話を聞く女子生徒もいました。特に社会問題となっている「ダウン症児の出生前診断」についての現状を伝えると、生徒たちが食い入るようにスライドを見つめる姿が印象的でした。
 質疑応答のコーナーでは男子生徒から「なぜ特別支援学校の教員になろうと思ったのですか?」「特別支援教育や障害児者福祉といった仕事のやりがいはどういうところにあるのですか?」といった質問が出たり、終了後には「自分の身内に障害者がいて、今日の話は大変参考になった」と感想を直接松浦准教授に伝えに来たりする生徒が出るなど、授業の内容を正面から受け止め「共生社会」の重要性を多くが理解できたようです。
 松浦准教授は「正しい情報を正しく理解してもらう機会を若い彼らに多く提供することが共生社会実現の第一歩。今後もこのような活動を続けて行きたい」と語っていました。

高校生のみなさん
松浦准教授の授業を真剣に聞き入る高校生のみなさん

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