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2016年度 第2回FD特別研修会を実施





東京福祉大学では、2000年(平成12年度)開学当初から、学生の学習能力や教育効果を高めるための一環として、教員研修会や授業見学を行いながら教員の授業内容・方法を改善するなど、全学的で実践的なファカルティ・ディベロップメント(FD)に取り組んでいます。今回は、9月1日(木)に伊勢崎キャンパス4号館で開催された第2回FD特別研修会について紹介いたします。

>>ファカルティ・ディベロップメントとは(外部サイト)


前回と同様、FD専門部会・部会長の成田教授が全体の進行を務めました。喜多村副学長の「教員のみなさんで協力し合い、本学のFDをさらに高めていきましょう」とのあいさつの後、荒野准教授の司会により、第1回FD特別研修会の課題の1つである「不参加学生への指導法」というテーマを取り上げ、6グループによる15分程度の模擬授業がそれぞれ披露されました。

>>2016年度 第1回FD特別研修会を実施(2016.8.4)


教員役と学生役になり、寝ている学生、スマートフォンをいじる学生、遅刻してきた学生、体調不良の学生などの「不参加の学生」がいる場合の授業が実演されました。細かい台本などは決めていないグループが多く、教員役は実際の授業さながら、さまざまな事態に臨機応変な対応を行っていました。


各グループの発表後、どういう意図での対応なのかを質疑応答し、望ましい対応例についての意見を出し合いました。「ただの雑談なのか、授業に白熱しての話し合いなのかを見極める必要がある」「学生の自尊心を傷つけないように言葉を選んで指導している」など、普段から心掛けている例やアドバイスも次々と挙げられ、活発な討論となりました。また、「実際に学生役を担当することで、教員のどういった対応が良いのか実感できた」という声もあり、学生の視点からも教育力の向上について考察する機会となりました。


第3回FD特別研修会は、10月27日(木)に「全員が参加できるディスカッションのやり方」というテーマで開催される予定です。


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