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伊勢崎キャンパスで「NPO法人 わんぱくひろば」のみなさんが歩行訓練を実施





 夏休みの8月4・5・19日の3日間、「NPO法人 わんぱくひろば」(伊勢崎市)の小学生から高校生までのみなさんが、伊勢崎キャンパスにて歩行訓練を行いました。本学の卒業生も勤務している「わんぱくひろば」は、児童福祉法に基づく、知的障害のある学童に放課後活動を提供する事業所です。

 立松教授(社会福祉学部)によれば、一時間程度の歩行は脳の血流量を上げ、脳を活性化させる効果があるとのこと。さらに、知的障害のある学童が集団でまとまって歩くということ自体に、社会参加につながる重要な意味があるとのことです。

 2,3人ずつペアになって手をつなぎ、木々が生い茂る校舎わきを通ってグラウンドに向かいます。一面美しい緑の芝生で楽しくグラウンドを2周した後は、動物小屋へ移動し、ヤギやウサギを触ったり、カモを見つめたり。普段の生活にない経験をして、子どもたちの表情も晴れやかでした。



 わんぱくひろばの活動は、「放課後等デイサービス」と呼ばれています。厚生労働省のガイドラインには、放課後等デイサービスの基本的役割として「学校(幼稚園及び大学を除く)に就学している障害児に、授業の終了後または休日に、生活能力の向上のために必要な訓練、社会との交流の促進その他の便宜を供与すること」と表記されています。

 立松教授は「放課後等デイサービスを行う事業所は近年増加の一方ですが、子どもたちをただお預かりするだけでなく、発達を促進するためのプログラムを積極的に組むことが求められています。働く保護者の増加とともに、今後はきちんとこうした使命を果たし、高い質を維持・提供することが期待されています」と語っていました。

 これからも本学は、地域の皆さまとの交流活動に意欲的に取り組んでまいります。



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