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2016年度 第3回FD特別研修会を実施




東京福祉大学では、2000年(平成12年度)開学当初から、学生の学習能力や教育効果を高める方策の一環として、教員研修会や授業見学を行いながら教員の授業内容・方法を改善するなど、全学を挙げて実践的なファカルティ・ディベロップメント(FD)に取り組んでいます。今回は、10月27日(木)に伊勢崎キャンパスで開催された、2016年度の第3回FD特別研修会について紹介いたします。

>>ファカルティ・ディベロップメントとは(外部サイト)
過去のFD研修会の様子 >>第1回  >>第2回


今回は「全員が参加できるディスカッションのやり方」というテーマで、4グループによる模擬授業が行われました。司会を務める堀准教授は「時間をとって丁寧に掘り下げ、具体的な改善策を話し合いましょう」と初めに呼びかけて、前回よりもグループ数を減らすことで各グループに時間をかけながら、より深い考察になるようにしました。






各グループの模擬授業では、参加者を学生に見立てて行われ、投票用紙を使う例や、事前学習を課している例、ゲームの対戦をして算数の指導法を学ばせる例、自作のディスカッションペーパーを活用している例など、全員参加のために工夫を凝らした方法が紹介されました。


質疑応答では「事前学習をやってきていない学生をどう指導するのか」などの疑問点が挙げられ、討論が展開していきました。さらに、「統計資料等を参考にする場合は、本当にそうなのか発表元にメールを出して確認するよう指導している」という声には多くの教員がうなずいていました。


最後の講評として、総司会を務めたFD専門部会・部会長の成田教授は、配付資料の分かりやすさや、どのように事前学習を徹底させるかなどについて、さらに掘り下げる必要があると指摘し、次回の研修会ではこれらの改善策を踏まえた上での模擬授業を求めました。また、喜多村副学長は、教育現場にとどまらず社会にも目を向けて、企業がSNSを活用して多くの社員の意見収集に成功している事例を提示しました。





第4回FD特別研修会は、11月17日(木)に開催予定です。