大学情報

　1/29（水）、本学社会福祉学部「公的扶助論」の授業で、社会福祉法人みどの福祉会地域貢献事業代表の丸茂ひろみさんをお招きし、受講生に向けて「制度の狭間に挑戦！～断らない支援・ワンストップの『なんでも福祉相談』を目指して～」と題して講演を行っていただきました。

　現代の日本では、子どもの7人に1人が貧困の状況にあり、満足に食事をとることができない、教育を受けることができないといった現状があります。
　丸茂さんは認定こども園・高齢者施設などを運営するかたわら、こうした子どもの貧困問題に取り組んでおり、こども食堂「まんまる食事会」や無料学習支援「みどの学習クラブ」などで、子どもへの食事や居場所を提供する支援活動を行っていることなどをお話しいただきました。その他、中学や高校の制服バンクや、食品ロス削減活動でもあるフードドライブの取り組みについてもお話しくださいました。
　また、困ったことがあったときに相談できる窓口として社会福祉法人も門戸を広げていること、相談されたことは断らずに、ワンストップで受け止めて、法人の連携により解決を目指す「なんでも福祉相談」の活動についてもお話しいただきました。
　社会福祉を学び、社会福祉士をめざす学生たちにとって、大変有意義な講演となったようで、終了後も「非常にためになった」という声が挙がっていました。