2025.12.26
「令和7年度 自己点検評価書」を掲載しました
このたび、令和7年度の東京福祉大学自己点検評価書を下記のリンク先のページに掲載いたしました。
令和7年度 自己点検評価書に関する留意点
1.「基準1」の自己評価「(2)自己点検・評価や外部による評価で発見された課題など」で示したように、本学の使命・目的については、これまで「できなかった子(生徒)をできる子(学生)にするのが教育」と定めてきたが、この使命・目的は在学生の能力を恣意的に決めていることへの問題や、在学生の大半が成人である彼ら・彼女らを「子」どもと呼称することに関する人権上の問題があることも考えられる。今後は今までの使命・目的を一部踏襲しながら「東京福祉大学」のアイデンティティを明確に表す使命・目的、例えば「すべての学生の可能性や能力を引き出し福祉の心に基づき公共の善を模索し体現する人材育成を行う」等を提示していく予定である。
2.令和6年度 大学機関別認証評価での指摘事項に関する改善点
●認証評価での指摘事項:「内部質保証に関する全学的方針がなく、また内部質保証のための組織として自己点検・評価委員会が設置されているが、実際には内部質保証のための活動をしていない。よって、内部質保証のための恒常的な組織体制が整備されておらず、その責任体制も明確でない。
改善点:内部質保証の機能性のために恒常的な組織体制を整備するとともに、その責任体制が明確にすることが必要である。本学では令和7(2025)年2月に「東京福祉大学・大学院 内部質保証の方針について」を策定したことで内部質保証の組織体制と責任体制が明確となった。
●認証評価での指摘事項:「アカデミックアドバイザー、教務課、キャリア支援室、保健相談室、学生相談室が、学修支援、キャリア支援、心身に関する健康相談や経済的支援をはじめとする学生生活支援を行う中で、学生生活満足度調査を令和5(2023)年度から再開し学生の意見・要望を調査している。しかしながら、これらの調査結果についての把握・分析は行われておらず、また学生へのフィードバックもできていない。」
改善点:令和7(2025)年度において学生満足度調査の結果への反映について、令和5(2023)年度に実施した学生満足度調査の結果の簡易版を学生用ホームページに公開した。あわせて、自由記載での要望の多かったものに対する大学の取り組みとして、①すでに改善に繋がっているもの(繋がっている考えられるものも含む)と具体的実施している取り組み内容。②近い将来に対応可能な取り組み内容とその実施予定時期(目安)。③長期的に取り組む事が必要な対応方法と、そのおおよその実施予定期間(目安)。④改善が難しい内容については、理由も含めて学生用ホームページに公開した。
東京福祉大学
学長 坂井 二郎
