| 池袋キャンパス 社会福祉学部 N・O(東京都・私立高等学校出身) |
今回、初めてアメリカ夏期短期研修に参加して、日本ではできないようなさまざまな経験をすることができました。アメリカという、日本とは風土も文化もまったく異なった国で、密度の濃い2週間を過ごせたことが、これからの人生で役立ってくれることと思います。
まず、講義はパワーポイントを黒板代わりに使っていたのが印象的でした。事前にパワーポイントでまとめておくことで講義中に板書する手間や時間を省き、その分を説明や学生が考える時間に回すことで、より質の高い講義をつくっていると感じました。女性の高齢化についての講義や教育心理学の講義では、実際に自分の体を使ったり、簡単な頭脳テストのようなものを体験することで、講義内容をより深く理解することができました。また、どの講義もとても興味をひかれる内容で、アメリカと日本の違いを詳しく知ることができました。日本よりも、講義に参加するよう学生に呼びかけたり質問したりすることが多く、積極性を育むアメリカの一面を垣間見たように思います。
次に、さまざまな施設を見学できたことで、日本では考えつかないようなアイデアや施設のタイプを学ぶことができました。どの施設でも、説明を聞いてなるほどと感心するところがありました。ここでも日本との違いを多く感じ、日本の学校や施設に取り入れたらより質の高い現場環境になるのではないかと感じたこともありました。
特に、サマーキャンプなどは日本にあまりない習慣ですが、自然豊かな環境で夏を過ごすだけでも、子どもにとってはおおいによい影響を及ぼすのではないでしょうか。アメリカの子どもは、夏にサマーキャンプへ参加することが一般的であると聞いて、自然にふれる機会の少なくなった子どものために、大人がそのような機会を設けることも大切なのだと思いました。
自由時間では、今回初めて出会った多くの友人と触れ合うことができました。知り合いが一人もいない状態からのスタートだったので、その分不安も大きかったのですが、新たな友人を得ることができて嬉しかったです。学部も学科もキャンパスも学年も違う友人もいますが、2週間同じ屋根の下で同じ体験を通じて得たものは大きいと感じています。通信教育課程の方とも普段はかかわることができないので、今回の研修でかかわり合えたことはよい経験でした。
しかし、シャペロンの方とはもっと仲良くなれたのではないかと、日本に帰国して後悔する部分も残りました。それでも、同じテーブルで一緒にご飯を食べたり、新しい日本語を教えたり、アメリカについて教えてもらったり、時にはガールズトークで盛り上がったこともありました。現地の学生と触れ合うことはなかなかできないので、貴重な経験でした。
この短期研修で、さまざまなものを得て帰国できたと思います。それは新たな知識であり、友人であり、経験です。ハーバード大学で夏の2週間を過ごせたことは、私にとって非常に貴重な体験となりました。今回の経験をこれからの人生に活かしていけたらと思います。とても楽しく、実のある2週間でした。
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| 大学院 社会福祉学研究科児童学専攻1年 吉濱優子 |
「ハーバード? 行ったほうがいいわ。ぜひ行ってらっしゃい。」
神のご託宣のようなこの一言で、私のアメリカ行きが決まった。入学試験のとき貼られていた「短期研修」のことを尋ねたときに、こう立松先生がおっしゃったのは『発達心理学特論』の時間であった。
高所恐怖の私が、長時間の飛行に耐えられるか。
お金もかかるし、2週間も家を空けられるか。
第一英語もできない!
しかし「百聞は一見にしかず」とも言うではないか。今を逃したらもうこんなチャンスは来ないと思い、勢いで参加申し込みをした。
ハーバード大学は、開放的で重厚で、古い建物の一つ一つに歴史の重みを感じさせられ、その場に身を置くだけで「来てよかった」と思った。
午前中は、通訳付きの講義、午後はさまざまな施設見学、夕食後はオプションの見学や補講と時間刻みのプログラムは気を抜く暇もなく、わずかの空き時間に課題の文献を読んだり、わからなかったところを復習したり…個室の寄宿舎というメリットを生かし、本当に学ぶことに集中できた。生来の怠け者で、一般学生の親より先輩であろう私でも、心から「学ぶこと」を堪能することができたのは、やはりハーバードという環境の力も大きいと思う。
午前中に行われた講義は、アメリカにおける「女性の高齢化」「社会福祉の概要」「薬物乱用」「精神保健制度」「初等教育」「教育心理学」の6講座で、歴史的な成り立ちや、政治や経済との関連からわかりやすく解説され、いずれもアメリカの最新情報を知ることができた。これらは文献に記載されているものの一足先を行く内容というだけでなく、たびたび「自己選択」「自己責任」という言葉が登場し、いろいろな方面からその考え方がアメリカ社会の基本にあることが理解できた。
施設見学は、「高齢者向けのデイサービスセンター」「北欧をモデルにしたコミュニティー型の老人ホーム」、公立でありながら親や企業の運営資金で経営されている「公立小学校」「YMCAのサマープログラム」「特別支援学校と病院の機能を持つ州立施設」「ベルモントの保育園」「カトリック系の老人施設」などであった。
いずれも施設長クラスの方が施設の概要説明をしてくださり、いくつかの施設で出し物をしたり、一緒に折り紙をしたりして利用者と触れ合いを楽しむことができた。そして、最終日に高齢者施設でスピーチをしたこともよい経験になった。
日本と比べ、建物が立派で敷地も広々しており、アメリカの「豊かさ」を実感した。また、公立でありながら工場の建物をリフォームしてコストを下げたり、たくさんのボランティアのかかわりによって運営されているところも多く、行政の介入を最小限にしている、というアメリカらしい「ちいさな政府を目指している」ということの意味も実感できた。
私もたくさんの質問をし、また反対に日本の現状などを質問された。すべて通訳を通してであったが、そのなかで「リビングルームに集まるのはリハビリの意味もあるのですか」という質問に、施設長さんがきっぱりと「NO! 生活を楽しむためです」とおっしゃった。「生きる」ということだけではなく、「よりよく生きる」ことを目指しているのだ。
また、保育園の園長先生が、自己主張の国でありながら、「この時期に人とどうやって付き合っていくかを学ぶ」という人間関係の構築を保育の目標にしているという説明をされ、涙が出るほど感激した。日本の幼児教育の基本にある『健康』『人間関係』『言葉』『環境』『表現』の5領域について、「日本では、これらを大切にしています」と説明したら、「アメリカでも同じです」とのこと。人が生きるベースになるものは同じなのだ、ということを確認できたこともこの研修の大きな収穫であった。
講義や見学の合間にあったオプションは、どれも興味深いものであった。私は新しくできた仲間と、コンサート、マサチューセッツ工科大学、ボストン美術館、水族館、ボストンコモンズ、こども科学館、ナイトクルーズに参加した。
オプションの帰りにフードコートで食事をしたこと、スターバックスの前でのハーバードのバスケットチームとの記念撮影、ナイトクルーズでのクルーとのダンス…地図を片手にフリータイムにロブスターを食べに行き、旧州議事堂を探し当てた。「Excuse me? Please teach me…」のみを連呼して、施設の利用者と会話し、道を尋ね、買い物をした。旧州議事堂のサイン帳には「今日、私たちは自分の力でここに来ました。吉濱優子」としっかり日本語でメッセージが残されている。
私は、英語力は全くないが、コミュニケーション能力は高いかもしれない。意外に学ぶことも嫌いではないということがわかった。何を教えてもらうか、ではなく、何をそこから学ぶかが大切だということにも気づいた。
建国独立の国に来て、この国の風に吹かれながら、「自己選択・自己責任」…残された人生を自分で選び、よかったと思えるように生きていこうと心から思った。 この研修で出会ったすべての人に、心から感謝します。本当にありがとうございました。
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| 伊勢崎キャンパス 教育学部教育学科3年 田島史絵(埼玉県立熊谷西高等学校出身) |
私は今回のアメリカ夏期短期研修で初めて海外に行きました。始まる前までは、大学での授業、日常生活での会話、時差などさまざまなことが不安でした。しかし、渡米前に3回の講習会があり、日常で使う簡単な英会話から入国審査の練習まで行ってくださり、必要最低限度の英会話を身につけることができました。また、大学の授業や施設訪問では、通訳の方がすべて日本語訳してくださったため、訳がわからなくて困るということもなく、安心して勉学に励むことができました。休日や外に遊びに出かけるとき、シャペロンの人たちがついてきてくださり、チケットの買い方、ボストンの話、英語の発音の仕方や方言などについて話してくれたり、一緒に遊んだりして楽しかったです。シャペロンの人たちとは年が近く、とても親しみやすく、とても心強かったです。みんなしっかりしていて、目標のために研修中も勉強している姿を見て、頑張らなければならないと思いました。
大学の授業は、アメリカの医療保険制度から教育心理学までと幅広い領域を網羅しており、教育学を専攻している私でも他分野の内容が理解できるわかりやすい授業でした。特に教育学や教育心理学では、アメリカにおける教育制度や実態など、これから教師になるうえで見習うべき点をたくさん学ぶことができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。また、わからないことがあっても授業中にすぐに質問することができたし、夜に補講の時間があり、そこで解決することができたため、しっかり学ぶことができました。今まで学べていなかった分野に触れることができたり、専門分野について知識を深めることができたりと、日本の授業だけではできない経験ができました。
施設訪問では、特にアメリカの公立小学校を訪問したことが印象に残っています。日本とは違う教育方針、教室や学校の設備、授業内容、アメリカの教職員の現状を知ることができ、有意義でした。また、子どもたちと触れ合うことができて、一緒に折り紙を折ったり、遊んだりして、とても楽しい時間を過ごすことができました。言葉はほとんど伝わっていなかったとしても、遊びを通してコミュニケーションをとることができ、遊びに言語は関係ないのではないかとも思いました。折り紙でつくった兜をプレゼントすると喜んでもらえました。
企画されていたプログラムのなかでも、一番楽しかったはディナークルーズでした。初めての経験だったため緊張しましたが、きれいな夜景を見ながら美味しい食事をとったり、生演奏のなかでみんなで踊ったりと、とても楽しいひとときでした。
私は英語が苦手で、今までは勉強がつらいと感じていましたが、アメリカ夏期短期研修に参加して、もっと英語を話せるようになってアメリカにもう一度行きたいと思うようになりました。今回、すてきな時間を過ごすことができてよかったです。
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