2023通信教育課程ガイドブック
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建学の精神短期大学部校章の由来建学の精神「学問のすすめ」福沢諭吉(三笠書房)より抜粋理論的・科学的能力と実践的能力を統合し、柔軟な思考力と問題発見・解決能力のある人材を育成する 国際的な広い視野と他者への深い愛情と思いやり、未知の問題に果敢にチャレンジして切り開くフロンティア精神を持ち、柔軟で合理的な思考力による問題発見・解決のための知識と技術を備え、理論的・科学的能力と実践的能力を統合して社会に貢献することができる人材を育成する。 さらに、福祉・心理・教育・保育などの領域における発展に貢献する研究を行い、社会に開かれた大学として、生涯学習社会における学習ニーズに応えるとともに、地域社会の人々に対して、地域連携を通した社会貢献事業を推進していく。 理論的・科学的能力と実践的能力を統合した社会貢献 21世紀の保育社会で活躍できる柔軟で合理的な思考力と実践力を備え、未知の問題を切り開くフロンティア精神と人のために尽くす福祉の心を持った保育者として、社会に貢献できる人材を養成する。フロンティア・スピリット ― 未来を切り開く開拓精神 本学の校章には、大海を行く「御朱印船」がデザインされています。本学の学校法人にも取り上げられている茶屋四郎次郎の三男、新四郎の息子新六郎は、本学の創立者の先祖で、約400年前の江戸時代初期、まだ海外への渡航が命懸けであった時代に、この「御朱印船」で荒波を乗り越え、遠くの安南(現在のベトナム)にまで渡航し、海外貿易に従事し、徳川家康の幕府の成立に協力しました。 また、茶屋四郎次郎は「本能寺の変」のとき、明智光秀に命を狙われた徳川家康を助けるため、四郎次郎は徳川家康が襲われずに領地の岡崎に戻れるように小判をまいて護衛をし、徳川家康の「伊賀越え」を助けました。この時、茶屋四郎次郎が徳川家康の命を助けなかったら江戸時代はなく、現在の日本も存在していなかったともされています。 命懸けで未知の世界に飛び込み、わが国の発展のために尽くした冒険者の精神、国際的な広い視野、人のために尽くそうとする心。そうした精神は、時代が変わった現在でも生きているものだと私たちは考えます。社会変動の激しい21世紀に活躍できる、柔軟で合理的な思考、国際的な広い視野、未知の問題に取り組む思考力・創造力とチャレンジ精神、国民のために尽くそうとする心を持った人材を育成したいと願っています。 いつでも、どこでも、誰でも、安く学べる通信制大学 私たちは大学・大学院教育はすべての人に開かれているべきだと考えます。卒業したら勉強は終わりではありません。特に、福祉・教育・保育・医療・心理などの人と関わる仕事には、深い知識とともに、豊富な人生経験が必要です。 本学では一度社会に出て、豊富な人生経験を持つ人々にこそ勉強して欲しいと考えます。年齢や職業に関係なく、勉強したい人、専門資格を必要としている人が「いつでも・どこでも・誰でも・安く」大学・大学院教育が受けられるよう、本学では通信教育にも力を入れ、生涯教育時代のニーズに応えています。 東京福祉大学では、「できなかった子(生徒)をできる子(学生)にするのが教育」を使命に掲げ、中島恒雄総長が当時の日本では前例がなかった「アクティブ・ラーニング」をいち早く米国から本学に取り入れ、多くの優秀な人材を社会に輩出してきました。アクティブ・ラーニングは、現在文部科学省も認め提唱しております。 このような実践を積み重ね、高校のランキングが低く、公務員試験に合格するようなレベルでなかった学生でも、公務員試験と教員採用試験、社会福祉士や精神保健福祉士、臨床心理士などの国家試験では、東大や群大、名古屋大をはじめとした国公立大学の学生でさえ、公務員試験が不合格となる例もある中、高校時代はできなかったと思われる多くの本学学生が公務員試験に合格しました。公務員や国家資格を手にし、生涯に亘り安定した生活を手に入れることができるのです。そのお手伝いをすることが東京福祉大学の使命であり、今後も一名でも多くの学生がこれらの難関な試験に合格できるように教職員と一緒に努力します。 また、母子家庭や貧困家庭の学生は、経済的な理由から大学で学びたくても金銭が十分になく学べず、大学への進学をあきらめざるを得ないことが社会問題化しています。学歴がなくては良い就職にも就けずに貧困から脱出できない「負の連鎖」が続くのです。 しかし、国や自治体の奨学金や、本学独自の奨学金制度を使うことにより、貧困家庭の学生も東京福祉大学で学ぶことが可能になります。本学で一生懸命勉強すれば、難しい試験に合格して公務員という安定した仕事に就くことができ、社会に役立つ国家資格を手に入れることができるなど、収入が安定し裕福になり、貧困の負のサイクルから脱出できるチャンスになります。なお、東京福祉大学では、公務員講座を無料で開講していますが、他大学では、学内の公務員講座に参加させるためには、年間平均約30万円の費用を別に取っているとのことですので、他大学では、公務員に合格するのは難しいのです。 このような、経済的に貧しい家庭の学生や、高校時代に優秀でなかった学生でも、本学に入学することにより、公務員試験や教員採用試験、各種国家試験に100%合格し、夢をかなえ、安定した生活を将来送ることができる可能性のある大学にすることが、東京福祉大学の将来計画です。そのために、アメリカの名門フォーダム大学で教育学博士の学位を取得した、教育学の専門家である総長中島恒雄博士によって、学歴的には優秀でも、できない学生の気持ちを理解できない担当教員を、今後も訓練指導して、東京福祉大学の理想を達成し、現代日本の社会問題となっている負の連鎖構造を改善するお役に立てる大学にしていきたいと存じます。3「日本人特有の教育観では、官庁勤め(公務員)が最高の出世だ」「世の人心は政府に勤めて役人(公務員)になることが最高だ」東京福祉大学の将来計画

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