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2018.12.25

東京福祉大学短期大学部教員によるコンサート「音楽作品の個展」が開催されました。


作曲・指揮を務めた田口雅夫教授


 2018年12月14日(金)、都内にある「古賀政男音楽博物館1Fけやきホール」に於いて東京福祉大学 教員によるコンサート「音楽作品の個展」が、100名を超える来場者を集めて開催されました。

 このコンサートは、「田口雅夫作品の神髄」と題し、本学短期大学部こども学科で教鞭をとる田口雅夫教授が作曲した合唱組曲やピアノ曲を、田口教授をはじめとして、同短期大学部の本野洋子講師や高木麻衣子助教、外部出演として「混声合唱団しずく」を迎えて演奏されました。



 その中の合唱組曲「御巣鷹山に祈る」は、1985年の日航ジャンボ機墜落事故の犠牲者520人と遺族らの悲しみを歌ったものです。事故から33年が経ち「遺族の悲しみに時効はない。命の大切さと事故を風化させまいとする気持ちをひとりでも多くの人に共有してほしい」との思いが込められています。この事故で二男(当時9歳)を亡くされた美谷島邦子さん(一般社団法人いのちを織る会 代表理事)からは「田口先生の織りあげるメロディーは、人々の悲しみをつなげ、「一人ではないよ」と励ましてくれました。次世代の命を守るために安全と平和を祈り「魂の響き」を多くの皆様に届けていきたいと思います」とメッセージを送っていただきました。

 その他にもピアノ曲「こどもたちへ」や合唱組曲「生きる」など、命の大切さと安全を伝える約90分間の演奏は、まさに来場者の心に響くコンサートになりました。