2025大学院ガイドブック
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子どもをトータルに把握し、現代社会で子どもが直面しているさまざまな問題や課題を解明し、科学的、実証的な研究と先導的な実践ができる児童学の専門家を養成します。123456大学院社会福祉学研究科児童学専攻長保育児童学部長 教授博士(教育学)岡野 雅子信州大学名誉教授元信州大学教育学部教授元信州大学教育学部附属幼稚園長元群馬女子短期大学教授臨床心理士子どもの存在を尊重し、子どもから学び、 その成果を生かした児童学を学びます。 子どもに関する学問は、科学の急速な発展によって、保育、保健、心理、福祉、教育、文化などの領域に細分化され、それぞれが発展してきました。その反面、“子ども像”の全体を見失うという結果を生じてしまいました。 本学社会福祉学研究科児童学専攻修士課程では、子どもをトータルに把握しながら、今日、子ども達が直面している発達課題や保育・教育上の問題・課題を明らかにすることを標語として、実践的・実証的研究になるように心がけております。①児童学専攻修士課程では、児童臨床の技術や児童教育の専門性を持った教員が、乳児、幼児を対象とする研究・教育に努めております。また、健常児のみならず、ハンディキャップを持った子どもも視野に入れ、子どもの存在を尊重し、子どもから学び、その成果を子どもに還元することに努めております。②子どもを取り巻く人的・物的環境の状態は、子どもの成長・発達に大きく影響を及ぼします。特に、子どもと直接に関わる保育者・教諭・養育者(両親)の存在、身近な大人達の対応などは、児童学研究の中心課題となります。保育・幼児教育者の養成にあたる高度の専門性を備えた実践と理論的能力を統合した教育・研究者の育成子どものみならず親の子育て支援、すなわち保育・教育現場における相談・援助に応じられる人材、地域や家庭の子育て相談ができる専門職の育成障害をもつ「子ども」に関する知識とその関わり方を身につけた実践家や研究者の育成病児・病後児保育や医療保育の専門的知識を身につけた実践家や研究者の育成児童福祉・教育分野の行政、施設経営等(担当者)に対応する広い視野と専門性を兼ね備えた人材の育成乳幼児や学童の保育・教育・福祉に当たっている保育者・教育者の専門性のさらなる向上をはかり、保育・教育現場における実践的なリーダーの育成社会福祉学研究科 児童学専攻修士課程 6つの柱│社会福祉学26社会福祉学研究科Master of Social Welfare in Child Care児童学専攻修士課程

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