沿 革3 本学では、一部の「できる学生」だけを対象にした授業は決して行いません。本学では教室のすべての学生一人ひとりを大切にします。教室では学生全員が主人公なのです。「勉強のできない学生はいない」これが教職員一同の信念です。 本学の教職員は、教室の学生全員を一定のレベルまで引き上げ、各種国家試験や公務員・教員採用試験等に合格できる能力をつけられるよう、責任を持って授業を行います。学生のレベルに合わせて、難しい専門知識がよくわかる対話型のよい授業を提供しています。 21世紀は国際化の時代であり、学生には「日本」という狭い枠にとらわれずに、広い世界を見てほしいと考えます。 「国際人」とは外国語ができるというだけではありません。異文化を理解し、学ぼうという気持ちを持ち、世界的な広い視野を持つ人間のことです。本学では毎年、アメリカ、ハーバード大学・フォーダム大学への短期研修を行って、国際交流に努めております。 本学の学生には留学生とも積極的に交流し、国際感覚と思考力、創造力、問題発見・解決能力を身につけ、世界に羽ばたける人材に成長してほしいと願っています。 東京福祉大学の「教育力」「授業力」、その基本にあるものは学生の未来の幸せを願う、学生への深い愛情です。学生の意欲や期待に応え、学生の能力を伸ばすために最も多くの役割を果たすのが、教員のよい教え方です。 本学の授業では、レポート作成や課題の発表、そしてディスカッションなど、授業の中に教員と学生・学生同士の対話の機会が多く取り入れられています。教員は、授業に出席した学生が学びを通して鍛えられ、成長し、実社会で役立つ能力が上がることをめざしています。2000年 東京福祉大学開学(社会福祉学部・伊勢崎キャンパス)2002年 通信教育課程 3年次編入学1期生卒業2003年 大学院 社会福祉学研究科開設伊勢崎キャンパス 2号館開設 2004年 昼間部通学課程 1期生卒業2005年 社会福祉学部 保育児童学科開設 伊勢崎キャンパス 4号館 実技実習棟開設2006年 短期大学部 こども学科開設伊勢崎キャンパス 4号館 短期大学部棟開設 2007年 教育学部 教育学科開設大学院 社会福祉学研究科 児童学専攻開設 伊勢崎キャンパス 5号館開設2008年 池袋キャンパス・名古屋キャンパス開設 大学院 心理学研究科が社会福祉学研究科から独立2009年 心理学部 心理学科開設2011年 大学院 教育学研究科開設2014年 王子キャンパス開設 社会福祉学部 社会福祉学科 経営福祉専攻開設2015年 王子キャンパス2号館開設 池袋キャンパス9号館開設2016年 短期大学部 こども学科を2専攻制に変更2017年 伊勢崎キャンパスに新体育館を設置2018年 社会福祉学部 保育児童学科を保育児童学部 保育児童学科に変更 教育学部 教育学科を2専攻体制に変更2019年 社会福祉学部 社会福祉学科に心理福祉専攻を開設2023年 短期大学部こども学科募集停止 理論的・科学的能力と実践的能力を統合し、柔軟な思考力と問題発見・解決能力のある人材を育成する 国際的な広い視野と他者への深い愛情と思いやり、未知の問題に果敢にチャレンジして切り開くフロンティア精神を持ち、柔軟で合理的な思考力による問題発見・解決のための知識と技術を備え、理論的・科学的能力と実践的能力を統合して社会に貢献することができる人材を育成する。 さらに、福祉・心理・教育・保育などの領域における発展に貢献する研究を行い、社会に開かれた大学として、生涯学習社会における学習ニーズに応えるとともに、地域社会の人々に対して、地域連携を通した社会貢献事業を推進していく。 東京福祉大学 建学の精神教室ではすべての学生が主人公多文化社会を生きる、世界的な視野を持った人間を育てる卓越した「教育力」「授業力」で学生の夢を実現する法人名・校章の由来フロンティア・スピリット ― 未来を切り開く開拓精神 本学の校章には、大海を行く「御朱印船」がデザインされています。約400年前の江戸時代初期、まだ海外への渡航が命懸けであった時代に、本学の学校法人名でもある茶屋四郎次郎の三男、新四郎の息子新六郎は、この「御朱印船」で荒波を乗り越え、遠くの安南(現在のベトナム)にまで渡航し、海外貿易に従事し、徳川家康の幕府の成立に協力しました。 また、茶屋四郎次郎は「本能寺の変」のとき、命を狙われた徳川家康を助けるため、野盗などに襲われずに領地の岡崎に戻れるように小判をまいて護衛をし、家康の「伊賀越え」を助けました。この時、茶屋四郎次郎が徳川家康の命を助けなかったら江戸時代はなく、現在の日本も存在していなかったともされています。 命懸けで未知の世界に飛び込み、わが国の発展のために尽くした冒険者の精神、国際的な広い視野、人のために尽くそうとする心。そうした精神は、時代が変わった現在でも生きているものだと私たちは考えます。社会変動の激しい21世紀に活躍できる、柔軟で合理的な思考、国際的な広い視野、未知の問題に取り組む思考力・創造力とチャレンジ精神、国民のために尽くそうとする心を持った人材を育成したいと願っています。使 命できなかった子(生徒)をできる子(学生)にするのが教育 東京福祉大学は、高校時代に勉強が苦手だった学生でも、全ての学生が双方向対話型の授業を基本とする本学の教育方法を通して学力を伸ばし、国家試験や公務員試験、教員採用試験、臨床心理士試験などの各種試験に合格できるような、優秀な人間に生まれ変わらせる真の教育を実践し、卒業後の明るい未来を保証することを通して、教育力の高い大学として社会に貢献する。建学の精神・使命
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