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2018.09.29

【高大連携プログラム実施報告】群馬県立太田フレックス高等学校で出前授業を実施!

 9月26日(水)、群馬県立太田フレックス高等学校において、卒業年次の生徒を対象に高大連携プログラムの出前授業が行われました。この授業は、本学で進めている「高大連携プログラム」の一環として、高等学校からの要請により行われました。

 今回の講義テーマは「一生つきあう歯と口の健康」で、社会福祉学部の橋本由利子教授に担当していただきました。前半は、歯についての基本的な知識(歯が生える順番や乳歯から永久歯への生え変わりの時期など)や虫歯や歯周病について、そしてそれらにならないためにはどのようなケアが必要か、歯周病と全身の病気の関係などについての講義でした。実際に歯の模型を使っての説明や虫歯や歯周病にならないための歯磨きの仕方、歯ブラシの手入れ方法などを実演も交えて分かりやすく話していただきました。

 後半は、まず生徒たちに実際に水を飲んでもらい、水を飲むときに喉がどのように動くかを観察してもらいました。物を飲み込む際にはその喉の動きが重要であることを知ってもらったうえで、加齢や病気によってその動きが弱まると、本来は食道に行くはずのものが誤って気管に入ってしまうという現象が起こり、その飲み込んだ物に含まれる細菌が肺に入って誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうということでした。それを防ぐためには、日ごろから口の中をなるべく清潔に保つこと、栄養を摂ること、口をよく動かし、しっかり噛んで食べることが重要であり、結果そのことが「一生自分の口で食べる」ということにつながる、とのことでした。

 生徒たちにとっても、歯磨きなどの日常的な話題とともに家族の方への注意喚起ができるような話の内容であったこともあり、みんな真面目に聞いていて、メモを取っている生徒もいました。

 今後も東京福祉大学は高大連携プログラムの推進を通して地域貢献を進めてまいります。