2019.03.20
平成30年度卒業式が挙行されました!
3/20(水)、この晴天の良き日に平成30年度卒業式が伊勢崎キャンパス体育館で行われました。
本日卒業を迎えた4350名の卒業生は、色とりどりの衣装に身を包み、晴れやかな表情で式に臨んでいました。
式では、卒業生を代表して教育学部教育学科の上田梨紗さんが答辞を述べました。
上田梨紗さんの答辞
本日は、私たちのために、盛大な卒業式を挙行して下さり、誠にありがとうございます。
私は、小さい頃から「小学校の教員になる」という夢を持っていました。しかし、第一志望の大学に落ちてしまい、進路に悩んでいた私に高校の担任の先生が東京福祉大学をすすめてくださり、入学いたしました。
入学式の翌日、真っ先に教職課程支援室に足を運び相談したところ、先生から「今から頑張れば大丈夫。一緒に合格をつかもう。」とお話しいただき、私の心に火がつきました。それからも、アカデミックアドバイザーの先生をはじめ、多くの先生にご指導、ご助言していただいたおかげで教員採用試験に自信を持って挑み、合格をつかみ取り、夢を実現することができました。
試験に向けて勉強する日々は、苦しく、逃げたくなる時もありました。そんなとき、心の支えになったのは、同じように目標に向かって頑張る仲間でした。絶対に合格しようと励まし合い、走り抜けた時間は、私にとってかけがえのない思い出です。私は、本音で語り合って、いつも前を向かせてくれた友達と、これまでずっと私の背中を押してくれた家族にも、心からの感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。
私は教員採用試験に合格し、四月から小学校教諭として働き始めます。新たな生活に期待と不安もありますが、この東京福祉大学で培ったコミュニケーション能力を活かし、周りの先生方や他の機関、保護者や地域の方々などあらゆる立場の方々と連携し、子ども一人ひとりのことを考え、心に寄り添うことができる教師になれるよう、日々精進して参ります。
これから私たちは新たな道を歩み始めます。時には苦しくて心が折れそうになるときもあるかもしれません。そのような時には、この東京福祉大学で学んだことや、かけがえのない仲間たちを思い出し、苦難を乗り越えていきたいと思います。
結びに、本日、私たちのためにお忙しい中お越しくださった来賓の皆様、私たちに様々な機会を与え、可能性を広げて下さった諸先生方、いつも私たちの味方であり、進む道を応援してくれた家族、四年間という月日を共に過ごし、支え合い、笑い合った仲間たちに感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
皆様のますますのご発展とご健闘を祈り、答辞とさせていただきます。
また、卒業式の前には、今年度の教員採用試験、公務員試験、社会福祉士・精神保健福祉士国家試験合格者をお祝いする「合格者祝賀セレモニー」が開かれ、教員採用試験合格者47名、公務員試験合格者40名、社会福祉士国家試験合格者47名、精神保健福祉士国家試験合格者34名が壇上に上がり、会場からの大きな祝福を受けました。
今年度教員採用試験・公務員試験合格者のみなさん
今年度の社会福祉士国家試験、精神保健福祉士国家試験合格者のみなさん
また、各試験の合格者代表として、以下のみなさんがそれぞれスピーチを行いました。
教員採用試験合格者代表 教育学部教育学科 椎名このみさん
思い起こせば四年前の今頃は、教員採用試験に合格できるのか不安でいっぱいでした。しかし、同時に四年間持ち続けていたものもあります。それは必ず養護教諭になるという強い意志です。
私が教員採用試験に向けて本腰を入れ始めたのは二年の秋頃でした。授業の空き時間があれば、大学の図書館に足を運び、集中して勉学に励みました。三年生になると授業の無い週末も午前中から図書館の閉館時刻である夜の八時頃まで勉強していました。四年次では、大学の特別対策授業に参加したり、二次試験対策として先生方に自分から進んで面接や論作文の指導をして頂いたりと、積極的に試験対策に臨みました。その成果もあって、私は無事に教員採用試験に合格し、四月からは養護教諭として働き始めます。
子どもたちを取り巻く環境は複雑化、多様化の一途を辿っています。私は目の前にいる子どものことを第一に考え、心に寄り添い、子どもたちにとって心のオアシスのような養護教諭となれるよう、四月から全力を尽くしていく所存です。
公務員試験合格者代表 社会福祉学部保育児童学科 落合 滉介さん
ご紹介を頂きました、保育児童学科卒業生の落合滉介と申します。私は、4つの公務員試験に合格し、保育士として働くことになりました。
大学のキャリア教育科目の授業では、公務員を目指す仲間同士、少人数で集中した環境で勉強や面接の練習をすることが出来ました。また、その中で疑問に思ったことを先生方に質問すると快く答えてくださり、さらにはご自身の経験をもとに様々なお話をしてくださったことがとても印象に残っています。
就職活動に際しては、アカデミック・アドバイザーの太田節子先生をはじめ、ゼミの担当教員である武本大志先生、就職支援室の先生方など多くの人に支えられて、公務員試験に合格することが出来たと感じています。
今は、公務員として働くことに対する期待だけでなく不安な気持ちもありますが、仕事で立ち止まったときには、この大学で学んだ四年間を振り返り、いつまでも初心を忘れず頑張りたいと思います。本当にありがとうございました。
社会福祉士国家試験合格者代表 社会福祉学部社会福祉学科社会福祉専攻介護福祉コース
NEAV SUNDAY(ニウ・サンデー)さん
私は東京福祉大学に入学し、福祉について多くの事を学ぶことができました。学校での学習や実習などで、たくさんの不安がありましたが、多くの友達や先輩、先生方に自分の不安を打ち明け、解消することができました。そのため、良い大学生活を送ることができました。
また、社会福祉士国家試験の合格に向けて、勉強の時間を確保し、社会福祉士養成演習の授業では、過去問題を解いたりして、一つ一つの科目の問題を理解しました。それだけでなく、自主ゼミに参加して模擬問題を解いたり、自分の出来ないところを知るために、模擬試験を実施しました。そのような取り組みによって、国家試験の問題の解き方や内容を理解でき、社会福祉士国家試験に合格することができました。
今後、介護現場で、介護技術や知識を活かし、利用者様の生活を支えながら、利用者本人の望んだ生活を送れるよう精一杯支援したいと思っております。
ありがとうございました。
社会福祉士国家試験合格者代表 社会福祉学部社会福祉学科社会福祉専攻社会福祉コース
高橋 舞衣さん
私はこの大学4年間、多くの人に支えられながら、充実した日々を過ごすことができました。その大学生活の集大成ともいえる社会福祉士の試験では、家族、友人、そして先生方のおかげで良い結果を残すことができました。
本学には、社会福祉士の試験に向けた多くの授業があります。その中でも、社会福祉士養成演習という授業では、過去問1問1問に時間をかけて丁寧に取り組むことができました。さらに、夏期講習や試験直前対策授業でも、過去問を徹底して何度も繰り返し解いたことで、理解が深まり、着実に力がついていくのを実感しました。ゼミでは、重要箇所をより詳しく説明してくださったので、とても有意義な時間になりました。
私は今後、地域に密着した仕事をして、誰もが安心して暮らすことができるような街づくりに貢献したいと思っています。大学4年間で福祉を学んだ身として、相手の気持ちに寄り添い真摯に向き合う人になれるよう励んで参ります。
4年間、本当にありがとうございました。
精神保健福祉士国家試験合格者代表 社会福祉学部社会福祉学科精神保健福祉専攻
青木 優歩さん
私は、社会福祉士、精神保健福祉士の国家試験を受けました。4年次の8月に社会福祉士の実習があったことからなかなか国家試験の勉強に本腰をいれることができず、自分ひとりでははじめのうちは勉強する時間をうまく確保できていませんでした。その中で週8コマあった養成演習で繰り返し過去問を解く時間を大切にしていくことで出題の傾向を掴み、徐々に理解を深めていくことができました。また、3年次、4年次に受けた10月の模試では、その時の自分の実力を残すことで、苦手分野を把握することができ、残り僅かな時間を有効的に活用することができました。
直前対策の授業では、本番と同じ時間帯に勉強する習慣を身につけることができたため、当日は落ち着いて試験に取り組むことができました。また、同じ目標に向かっている友人と苦しさを共有し、息抜きしながら勉強できたことや先生方と学生の距離が近く、わからないところは気軽に聞くことができ、丁寧に教えてくださったことが合格に結びついたと思います。
4月からは地域の相談窓口である障害者地域相談支援センターで働くことが決まりました。人と人との出会いや繋がりを大切にしながら、悩みや疑問を一緒に考え、安心を与える支援者になっていきたいと思います。
本日はたくさんの卒業生のみなさんの笑顔を見ることができ、すばらしい一日となりました。
卒業生のみなさんのこれからのご活躍を心よりお祈りしています。