2025.09.29
伊勢崎キャンパスで選挙に関する出前授業を実施しました

2025年9月4日、伊勢崎キャンパスにて群馬県選挙管理委員会の方による出前授業が実施されました。
出前授業が行われたのは、保育児童学部・井戸川 敦准教授が担当する「保育キャリア実践演習」の授業内です。当日は、講師として群馬県選挙管理委員会の牛尼 泰智(うしあま たいち)さんが50分間にわたり選挙に関する講義を行いました。
牛尼さんは導入部分で、若者の投票率の低さに言及し、選挙管理委員会の業務の1つとして様々な啓発活動に取り組んでいることを紹介しました。
続いて、「身近な社会を考えよう」とのテーマで群馬県をより良くするためにはどうするべきか、交通・福祉・教育・観光等の観点からグループディスカッションを行いました。中には県外出身の学生もいましたが、メモをとりながらグループごとに熱く議論している様子が見られました。
学生からは「群馬県は高速道路やドライブスルーが充実しているが、電車・バスの本数が少なく料金も高い。定期券以外の割引や電動自転車の補助金など充実させてはどうか」などの意見があがりました。牛尼さんは、全ての人にとって最良のバランスの取れたアイデアを出すのは難しく、選挙においても、公約が実現した時にどんなデメリットがあるのかという視点で見ることも大事だと解説しました。
最後に、「幅広い視点で見て、自分たちができることを可能なことから実践してください。この授業を思い出し、ぜひ投票に行っていただけるとありがたいと思います」と締めくくりました。
井戸川准教授は「今回の授業を受けて、選挙というのは社会をよりよくしていくための手段のひとつであり、大切なのは自分たちが住む地域に対する強い思いなのだと改めて実感しました」と述べました。


