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中島恒雄総長から報告とメッセージ(その6)

地方公務員上級試験対策講座授業見学 兼 教員研修会の実施について

 このたび、2021年2月3日(水)に大学学部の地方公務員上級試験対策講座の授業見学・研修会を実施いたしました。下記の通りご報告するとともに、教職員の感想を掲載いたしますのでご覧ください。
 地方公務員上級試験は、都道府県や政令指定都市の大卒程度試験で、合格後は将来の幹部候補生として責任あるポストに配属されます。
 今回の対策講座では、本学の公務員試験を希望する学生が受講し、終了時の確認テストでは全員が満点を取り、合格に近づいていることがうかがえました。
 今後も学生の皆さんにぜひ合格を勝ち取っていただけるよう精一杯支援いたします。

 

以上
令和3年2月8日
学校法人茶屋四郎次郎記念学園    
東京福祉大学・大学院        
総長・学長             
教育学博士 中島恒雄        
前ハーバード大学教育学大学院招聘学者

教職員による感想文

「判断推理」問題の指導法について

教育学部准教授
修士(教育学) 石﨑達也

 今回、公務員試験合格を目指す授業「公務員試験対策講座」における判断推理問題に関する授業方法、特に、「立体の切断・回転・結合」「立体図形」の授業方法を具体的に見学させていただき、このように指導すれば、学生にわかりやすく、簡潔に教えることができる、そして合格に導くことができるということを理解することができました。

 今回ご担当された先生は、今回の問題をペンタブレットを用いて、実際に問題を解くプロセスを見せていましたが、今回のように、色分けして問題文に書き込みながら解き方を理解させる方法は、有効な教え方であると思いました。

 以下、中島総長先生が授業中にご指導されていた点として、今回、私自身が重要であると思ったのは以下の点です。

 まず、学生が問題の内容について、解説を読んで理解できたかどうかを確認することです。数的処理に関する問題は、解答をそのまま覚えるだけでなく、問題の解き方を暗記することが求められています。今回、総長先生は、「難しい問題は先生がまずわかりやすく、丁寧に解説してください」とおっしゃっていましたが、解き方を覚えられるように丁寧に説明することが大切だと思いました。今回の授業は、先生の解説を聞いた後、類題5題に取り組むと学生が問題の解き方を無理なく理解できる流れになっていました。

 次に、解説の途中で先生が、回答を間違った際には、総長先生が、「学生さん、先生も間違えるんだから、安心してください。」とお声かけしていらっしゃいました。先生が間違うことはよくないことですが、数的処理を学ぶ学生さんにとっては、励みになるお言葉だと思いました。

 授業の最後に、総長先生は、「今回の問題は、地方公務員の上級の問題だから、これができれば、東京都とか、埼玉県とか、採用試験に合格できるんで、ぜひみなさん勉強していただいて上級を狙ってください。出世コースのための採用試験の問題。身につけて、ぜひ受かってください。応援しますから」と学生たちを激励していらっしゃいましたが、私も公務員試験合格を目指す学生さんを支援し、合格に導ける教師になりたいと思いました。

 

授業見学をして感じたこと

就職支援室
新井亨

 総長先生の御指導が行われる、授業を見学させていただきました。その中で気づいた感想を述べたいと思います。
 授業の冒頭で西山先生は、その日に行う内容と授業に臨む態度を話すことで、学生たちのやる気と集中力をアップさせるようにしていたと感じました。画面の中に移っている学生達は、その言葉に真剣に耳を傾けていたり、うなずいたりしている姿が見受けられました。

  その後、西山先生は過去問を学習させるのですが、音読をさせ、説明をして大事なところにマーカーで目印をさせ、問題を暗記させようとしていたのだと思います。しかし、説明不足だったり、問題が難解だったりしたので、学生の理解が進み具合に差があるのではと感じました。そのような時に、総長先生が的確なタイミングで、「このように説明したら良いのではないか」、「学生全員が理解したかどうか確認してください」「復習させてください」等の御指導をされたことで、学生たちの反応が非常に良くなっていったのが感じ取れました。

 西山先生も御指導いただいたことを守り授業続けられたことで、スムーズな授業展開となっていったと感じられました。
今回、総長先生の的確なタイミングと的確な御指導により、そのお言葉の前と後では、授業の雰囲気、特にやる気が変わっていくのを目の当たりにすることができたように思います。この授業方法が公務員の試験対策として非常に適しているのだと強く感じました。

  授業の最後に、総長先生より「地方上級の問題は難しいが、これを覚え理解することで、東京や埼玉や群馬で合格できる。これは出世コースの採用試験、ぜひ合格できるように勉強してください。復習をしっかりとするように。応援しています」との学生に向けての励ましの声掛けがありました。この声掛けをいただけたことで、学生のやる気が格段に上がったのではないかと感じました。そして、学生を思っての声掛けと、復習をして理解を定着させることの重要性を再認識いたしました。


授業見学に参加して学んだこと

就職支援室
川端敦

 今回の授業では公務員試験対策として判断推理(図形)分野を扱っていましたが、難解な分野や解説がない設問に対する授業の進め方について、総長先生のご指導方法を明確に理解させていただくことができました。

  西山先生が授業を開始される際に総長先生から「この問題には。解説がない。このままでは学生がわからない」「色を塗るなどして、まず解説をするように」とのご指導がございました。ご指導を踏まえ、西山先生は正四面体の面の色分け作業を「〇」「×」を使って行い、より具体的にポイントを指摘されていました。こうした工夫を行うことで難解な問題も適切な解説を行うことができ、学生全員の理解を得ることができました。2分間の学生自身の確認作業の後、類題演習に進みましたが、その前に総長先生から「わかったかどうか聞いてみるように」「全員に確認するように」「わからなかったらもう一度解説するように」とご指導がございました。難易度の高い問題の場合、より丁寧に回数を重ねて理解の確認を行なう事の重要性を認識いたしました。ここでは全員が理解できたと回答しましたが、類題演習では3分間の解答時間の後、西山先生はさらに重ねて解説を行いました。確認を行った際の学生の反応からさらに解説が必要と判断されたと思います。問題の難易度の違いにより、解説の度合いを工夫することで、全員を理解に導くことができると改めて感じました。

 授業の終わりに総長先生から「今回の問題は地方公務員上級の問題だから難しいが、解ければ東京、埼玉、群馬の上級にも合格できる」「どんどん身につけて、是非受かってください、応援しています」と学生へのお声掛けがございました。総長先生から応援していると直接お声掛けいただいたことは、学生にとって大きな励みになったと感じました。学生達は今後もより一層勉強に集中し、公務員合格という目標を達成することを確信いたしました。

⽬的に合わせた授業モデル

教務課
伊藤ひろ美

 本日、王子キャンパス、西川祐司先生による公務員試験対策講座のオンライン授業を見学させていただきました。今回の授業は「判断推理」というテーマで、図形をいろいろ操作したときにどうなるかということを推理する、という問題を解く際の考え方を指導する授業内容でした。平面に描かれた図形を思考・推理力を働かせて、どのようになるか判断することは、ただ知識を覚えることとはまた違い、難しさも感じました。

 本日の授業は、西川先生が共有の画面を使って、書き込みながら説明するという方法で、工程を1つ1つ丁寧に説明し、設問が終わるごとに学生に理解できたかどうか確認する、という流れの授業形態で進められました。中島総長先生から「学生が理解できたか聞いてみるように」という指導が繰り返しあり、やはり「学生の理解」を確認することが、本校のメソッドにおいては最も大事なところなのだと再確認できました。一通り考え方を確認した後、確実に理解できたかどうかは類似問題を解いてみることで確認されていました。じっくり問題に取り組み、考え方を確認、さらに総長先生からはもう一度学生に復習させるように、という指示もあり、とことん学生に考え方を覚えこませるということが繰り返しなされていました。

 今回特に感じたのは、画面を共有して、書き込みをしながら説明をすることで、より説明が伝わりやすいというところです。特に今回の問題のような、考え方をじっくり理解しないと難しい問題では、口頭だけの説明ではとても理解することは難しいと感じました。自分の授業の中でもできるだけ視覚的に理解できるようにと考えていましたが、このような方法は、特に現状のような対面での授業が難しい場合には有効だと思いました。こういった方法を使いこなすことも教員のスキルとしては必要なことだと痛感しました。

 じっくり時間を取って学生に覚えてもらうこと、教員は学生が確実に理解できたか確認すること。この2つの重要さを改めて確認させていただくとともに、多様なスキルを使いこなすことの重要性も感じさせていただいた授業でした。ありがとうございました。

名駅校 教務課
中束 大

 本日の授業は、地方上級教養試験の判断推理の対策授業ということで、今までにない内容の問題についての授業でした。具体的には図形の問題が多く、暗記というわけにはいかないので、どのように進めていくのか非常に楽しみに見学させていただきました。

  まず、総長先生がおっしゃったことは、図形の問題なので、モノトーンの物に色を付けるということでした。そうすれば紙の中でも立体的に見やすくなり、なるほどなと思いました。どうしても私はそのまま考えてしまいがちなので、発想が乏しく自分の授業においてもなかなか学生に伝えたいことを伝えきれないことがあるので、今回の授業見学はとても意味があったように感じました。また、今回の授業でもう一つなるほどと思うことがありました。

 それは一つの問題の後に類題を解くということでした。これはPT・OTの国家試験対策では、今まではあまり行われていなかったことと思われ、このやり方なら問題の解き方をマスターしやすいのではないかと感じました。

 ただ、今回の公務員試験対策の中でも一つ絶対ブレないことがありました。それは、総長先生が必ずみんなが理解できたかを全員に聞くということでした。これは学生全員を試験に合格させるという信念がそこにあると思われ、どんな試験でも、試験の内容が変わっても共通しているので、普遍的な理念なのだと感じました。 

 最後に、総長先生は担当教員が間違った時に「先生でも間違うのだから大丈夫。」とユーモアなアドバイスをして先生の緊張をほぐしたり、学生にゆとりを持たせていらっしゃった場面がありました。以前の授業見学で、「学生の心配は私が引き受ける。」とおっしゃっていたことから、ここでもそれがみられ、苦しい勉強が楽しくなる授業だと感じました。