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中島恒雄総長から報告とメッセージ(その15)

公務員試験キャリア科目担当者研修会の実施について

 このたび、4月13日(火)に行いました「公務員試験キャリア科目担当者研修会」について、教職員の感想を掲載いたしますのでご覧ください。

 今後とも、本学の教育活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。

 

以上
令和3年4月21日

学校法人茶屋四郎次郎記念学園    
東京福祉大学・大学院        
総長・学長             
教育学博士 中島恒雄        
前ハーバード大学教育学大学院招聘学者

教職員による感想文

社会福祉学部 講師
経済学修士  西山祐司

 公務員キャリア科目担当者研修および説明会に参加させていただき、様々な事を勉強させていただきました。この中で、午前中に行われた公務員試験における面接対策について、中島総長先生にご指導いただいた内容を中心に感想を述べたいと思います。

  まず、中島総長先生からご指導いただいた内容の中で、私が最も重要と感じた内容は、「基本を外さないこと」でした。この点については、中島総長先生も繰り返し徹底されてご指導されており、面接対策の指導において、あらゆる場面でその重要性を認識させていただきました。

 中島総長先生のご指導としては、基礎があってこそ応用ができるため、基本的な事を暗記させることがまず重要というご説明がありました。

 途中、田中雄祐先生が「暗記したものを読んでる印象を受ける学生もいる」というご意見もあり、私も経験上、そういった学生を数多く見てきましたが、これに対して中島総長先生から、「生徒に理解させて暗記すること」の重要性をご説明いただきました。

 単純に暗記するだけなら、確かにただ読み上げるだけになってしまい逆効果であるが、「理解させる」という一言があるかどうかで大きく異なってくる、ということでした。この点については、グループワークの形で実際に3名が互いに面接官となり質問し合う中で、面接される側に立って受け答えをすることで痛感することになりました。

 暗記した内容を軸に、自分なりの経験に当てはめて回答することで、スムーズに受け答えができるようになるだけでなく、質問に対するポイントを外すことなく、的確な対応ができるようになりました。

 学生にポイントを暗記させ、それを確認するためにグループで作業を行い、知識を定着させていき、最後にまた暗記、という流れを学生側に立って経験させていただくことで、非常に効果的な指導方法であることを認識することができました。
生徒に理解させて暗記することを行い、さらに、本当に理解できているかどうかを確認しながら、進めること、具体的には、分かっていなさそうな学生を指名してできるようにすることで、学生の気分を乗せ、理解して満足させる、ということを徹底しながら、半分の受験者が落とされる面接試験を無事乗り切れるよう学生を指導して参りたいと存じます。

 今回の研修で中島総長先生からいただいた数々の指導内容を再度見直し、実践していくことで、一人でも多くの学生を合格させられるよう尽力致します。

 


 

留学生教育センター 特任講師
修士(法学) 狩野直樹

 今回の研修会は中島恒雄総長先生をお迎えして、公務員の面接採用試験対策の授業法について教員および就職支援室職員合同で行われました。開会冒頭、総長先生はいずれ再開されるであろう対面授業を見据えて、座席の座り方に言及されました。学生は必ず前から座らせ、一つの机を男女混合にすること。また、友達同士のかたまりを作らせない。このような座り方を教員が意識的に指示することが大切であるとのことでした。

 さて、公務員試験では面接で半分ほど落ちてしまう現状を変えるために、総長先生が強調されたことは、学生にはテキストの基本を理解させたうえで暗記させるという本学のメソッドの徹底でした。ただし面接試験の場合には、基本を頭にたたき込んだ上で、自分の意見も言えるようにするとなお良いとも仰っていました。

 次に教科書を使って総長先生自ら講師となり、我々は学生役として実践的な授業が展開されました。最初の質問内容は「なぜ地方公務員を志望するのか」という、最頻出の、そして当然訊かれるであろう内容でした。総長先生は教科書中の大事なポイントを読み上げ、学生に下線させ、3分間で暗記させる方法を伝授してくださいました。総長先生は学生が理解したかどうか確認することを教員に求めました。確認の具体的な方法として、学生を指名して、下線させた大事なポイントを他の学生に説明させるということまでご教授くださいました。もし理解できていない学生がいたら、授業のスピードを緩めて、できない学生に合わせることが大事であるとご指導なさいました。

 再度、ポイントを理解して暗記させる時間を5分間与えたのち、学生を3〜4人に分け、教科書を見ながら互いに質問し答えるグループワークに移りました。面接試験では面接官がおり、受験者がそれに口頭で答える形になりますので、この10分間のグループワークで学生は双方の立場を経験し、理解することができます。グループワークを終えたあとは再び教科書に戻り、学生に重要なポイントを暗記する時間を2分間とることを総長先生は指示されました。これを終えたのち、今度は教科書を閉じて再びグループワークを行い、ポイントを覚えているかを互いに確認しました。

 総長先生が繰り返し強調されたのは、学生には基本を押さえて暗記させることの重要性でした。面接試験なので、もちろん答える際に多少の主観が入るのは構わないが、それはあくまでも基本を押さえた上での話しであるということでした。そして教員は学生が基本を理解し暗記できているかをチェックすることが役割であるとご教示くださいました。

 今回も多くの学びがありました。総長先生はじめ、FD専門部会の諸先生、就職支援室の先生方に御礼申し上げます。


 

教育学部 特任講師
修士(教育学) 田中 裕

 4月13日の研修ではテキスト『成功する!公務員の面接採用試験』を用いて、実際の授業の基本について学びました。総長先生が教師役となり、頻出質問を題材に授業の進め方を実践されました。テキストをしっかりと読み上げた後、重要な箇所に線を引かせるとともに、重要語句について分かりやすい言葉で説明するという手順が示されました。特に時間を決めて暗記することの重要性は私自身が実際に取り組んだことで、その効用が実感できました。また、暗記後にディスカッションを行ったことで理解度が深まることの重要性も認識できました。現在は新型コロナウイルス感染症の蔓延により、授業は対面とオンラインの併用となっているが、感染症終息後には面接対策授業では積極的にディスカッションを利用したいと思いました。Zoomを利用したディスカッションの方法についても自身で調べて将来的に挑戦してみたいと考えおります。この度の研修で最も印象に残りましたのは、何度も暗記の時間を設けること、そして積極的に質問することで生徒の集中力を引き出すこと、これらを体験することで実感できたことです。それらが授業の質を高めていくための基本だと思います。教員が自分の都合で授業の進めるのではなく、生徒本位の授業を進めていくためにも私自身も反省するところが少なくありませんでした。研修で学びましたことを今後も授業の方針としたいと存じます。

  研修後の説明会では、キャリア担当教員の今後のスケジュールの概要が示されました。西山先生をはじめとする先生方から授業の準備や実際の進め方、Zoomに関する情報など様々にご指導、ご助言をいただきました。非常に有益な事柄が多く、これまで心配に思っていた点もいくつか解決することができました。今後とも皆様方からのご指導をいただきつつ、自身も研鑽を積み重ねて学生のためにより良い授業を展開できるように努めてまいりたいと存じます。