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中島恒雄総長から報告とメッセージ(その17)

公務員試験対策講座の実施について

  このたび、4月29日(木・祝)に行いました「公務員試験対策講座」の面接試験対策講座につきまして、教職員の感想を掲載いたしますのでご覧ください。

 今後とも、本学の教育活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。

 

以上
令和3年5月12日

学校法人茶屋四郎次郎記念学園    
東京福祉大学・大学院        
総長・学長             
教育学博士 中島恒雄        
前ハーバード大学教育学大学院招聘学者

教職員による感想文

社会福祉学部 講師
経済学修士 西山祐司

 

 ゴールデンウィーク期間中に特別に開催された公務員試験対策講座の授業において、2限、3限で実施された面接対策の講義について見学者としての立場での感想を述べたいと思います。

  まず、2限では社会科学のうち、担当された橋本琢先生が「最近、興味をもったニュースは何ですか?」というテーマを講義されました。

  少子高齢化や地球温暖化、など様々なテーマを扱い、専門的な用語も多いため、なかなか理解できない様子の学生も多く見られました。

 そういった学生の姿を感じ取られた中島総長先生から、先生は話をしたいだろうが余計なことは話さないで、教科書の大事な文章に線を引いて、引いたところを黙読させる、さらには暗記させる、というプロセスで、あくまでも学生に勉強させることが大事である、というご指導があり、これにより、学生は少しずつ理解が深まっていった印象でした。

 特にエネルギー問題については、中島総長先生のお知恵をいただいて、教科書で学ぶ知識以上に学生の理解が進んでいく場面を拝見できました。

 さらに、ストレスをどうやって解消するか、というテーマについて講義をされる場面がありました。そこで、「お酒は飲みますか?たばこは吸いますか?」という内容を検討していく際に、中島総長先生から、具体的なアドバイスとして、大酒呑みの印象はよくないし、たばこは現代社会では許容されない可能性の方が高いため、面接ではそのあたりの表現をきちんと置き換えて発言することが大事である、とのご指導がありました。

 この点については、人を採用する側という立場でのご経験が豊富な中島総長先生から発せられているという意味で、人に与える印象というものは、一つの発言によって、その意味は大きく変わってくるという、非常に参考になる、かつ、意味深いメッセージであると感じることができる良い機会となりました。

 ゴールンウィーク期間中の公務員試験対策講座は、まだ続きますが、中島総長先生からご指導いただく内容を常に意識しつつ、自らが指導する立場に立った際に、いかに実践できるか、という点を大切にして今後の研修に臨みたいと思います。

 


 

教育学部 特任講師
博士(数理学) 中條大介

  今回、橋本先生による授業を見学させていただきましたが、面接試験対策という非常に難しい内容であったにも関わらず、効果的な指導を行われていたと同時に、先生の誠実な人柄もうかがい知ることの出来た素晴らしい講義であったと実感させていただきました。

 また、総長先生によるご助言も併せて頂戴することにより、本学の教育方針および総長先生の目指される授業像といったとものも再度、確認することができ、結果として大変密度の高い、濃密な授業であったと思います。深く感謝申し上げたいと思います。

 講義中に頂いた、授業進行に関する総長先生によるアドバイスでは、「必ず生徒に読ませる」、「(喋りたいだろうけれども)余計なことは喋らない」、「重要なポイントに線を引かせる」、「黙読・暗記の時間を設ける」といった点などを強調されていました。この基本的な教育方針を常に念頭に置きながら、例えば、講義第一週に行われるオリエンテーションのような機会においても、(決して通常授業とは別物だと早合点せずに)この基本方針を決して忘れることなく、学生を指名して朗読させながらシラバスの内容を一つ一つチェックしていき、一回一回キチンと理解できているか、どこか理解できていない部分がないのか、といったことを確認しながら進めて行く、という形式に則りながら、どのような場面でも決められたフォーマットを踏襲すべきだという点を決して忘れぬよう強く肝に銘じておきたいと思いました。

 橋本先生の講義では、本学の基本方針に則りながら、これまで通り、面接試験といえども自分勝手に話してよいわけではなく、あらかじめフォーマットのようなものが定まっていて、 その基本的なラインに沿って回答すべきだということを、口を酸っぱくして紹介されていました。そして、必ず述べておいた方がよいことと決して述べてはいけないことなどを細かくチェックされておりました。特に総長先生による「タバコを吸っていることは絶対に言ってはいけない」、「酒は付き合い程度にたしなむ、といった表現でとどめておくべき」という的確かつ具体的な助言は学生の心に深く刻み込まれたものと思われます。このような個々の事例に即したアドバイスは、受け取らせていただいた側からすると非常に強く印象付けられるものですので、大変効果的で今後の人生において忘れることのない素晴らしいものだと思います。

 総長先生、橋本先生、両先生からの有益なお言葉を頂くことのできる、大変有意義な講義を見学させて頂けるという貴重な機会を下さり、誠に有難うございました。


 

留学生教育センター 特任講師
修士(法学) 狩野直樹

 

 今回の公務員試験対策講座は橋本琢先生が担当し、面接試験対策のうち「最近興味をもったニュース」と「ストレスの解消法」を質問された際の対応を学びました。橋本先生は2つの質問を学生が答えるにあたり、参考になる論点をパワーポイント書類にまとめて事前に学生に配布していました。こうした授業準備のおかげで、学生は面接時に何を話せばいいのか、大いに役に立ったと思います。

  授業の進め方については中島恒雄総長先生から丁寧なご指導がありました。まず、教員は教科書の大事なポイントを指摘し、学生に下線させること。次に確認のため、下線を施した部分を学生に復唱させること。そして下線部分を学生が暗記する時間を与えること、などでした。注意点として、教員は余計なことを話す誘惑を抑え、ポイントを確実に学生が覚えるようにしなければならないと戒められていました。また、教員は模範解答を作っておくべきだとも指摘されていました。

 その後、授業はZoomのブレイクアウトルーム機能を用いて学生同士が討論するグループワークに移りました。この間、担当教員は学生がミーティングルームに戻るまで待つ時間があります。個人的な感想ですが、教員は各ブレイクアウトルームを覗いて、どのような議論がなされているか把握できればなお良いのではと思いました。

 グループワークが終わり、学生が再びミーティングルームに戻ったのち、学生は質問への回答を書き、実際に発表することになります。この点に関して総長先生は、面接試験であっても基本を暗記しておくことが大事であり、そこに自分の言葉が足されることによって初めて、発言に説得力が生まれると強調されていました。

 最後になりましたが、ご多忙にもかかわらず、教員の指導力向上と学生の教育のために貴重なお時間を割いてくださる中島恒雄総長先生に御礼申し上げます。