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中島恒雄総長から報告とメッセージ(その23)

公務員試験対策講座および教員研修の実施について

 このたび、7月6日(火)に行いました「キャリア開発演習Ⅱ」の公務員試験の2次試験対策授業において、教員研修を実施いたしました。教職員の感想を掲載いたしますのでご覧ください。

  今後とも、本学の教育活動へのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

以上
令和3年7月9日

学校法人茶屋四郎次郎記念学園
東京福祉大学・大学院
総長・学長
教育学博士 中島恒雄
前ハーバード大学教育学大学院招聘学者

教職員による感想文

社会福祉学部 講師
経済学修士 西山祐司

 

 5限で実施されたキャリア開発演習Ⅱ(4単位)の授業において、見学者としての立場での感想を述べたいと思います。

  まず、担当された狩野先生が「地方分権の推進についてどう考えますか?」「行政に求められるものは何だと思いますか?」というテーマを取り上げて面接対策の講義を行われました。

 行政の担い手になる人間として、非常に重要なテーマであり、かつ、確固とした考え方が要求されるテーマでもあります。

 現在でも様々な議論がある中で、どこにポイントを絞って論じるべきか、という部分について、論文試験対策で使用した教材も使って、ご担当の狩野先生がわかりやすく丁寧に解説されていました。また、特に重要なポイントについて中島総長先生からも、線を引いてしっかり暗記するようなご指示があり、最初のうちは学生も苦戦しているようでしたが、指導が進むうちに、学生の理解が深まる場面が多く見られました。

 Zoomでの指導でも慣れた様子で講義を行われ、テキストに書かれていることを学生が自分なりにまとめ、発表をさせ、表現がおかしい部分などを改善させながら、少しずつ自分の意見をまとめることができるようになっていき、最後にはしっかりとした一通りの意見を発表することができるようになっていましたので、学生も自分の成長を実感できたよい機会になったと感じました。

  特に行政に求められるもの、というテーマについては、自身の職業観を見つめなおす非常によいきっかけになったかと思います。批判されることも多い職業ではありますが、その分、やりがいを感じて一人でも多くの学生が公務員を目指し、目標を達成できるようサポートしていきたいです。

  4年生の春期の授業は今週で終了しますが、公務員試験は今後も続いて行われます。7月には新たに論文試験・面接試験対策講座が行われますが、中島総長先生からご指導賜りながら、学生を合格されるための指導を実践していきたいと思います。


留学生教育センター 特任講師
修士(法学) 狩野直樹

 

 今回のキャリア開発演習IIは狩野が担当し、『成功する! 公務員の面接採用試験 '22年版』の社会問題に関する質問から「地方分権の推進についてどう考えますか?」と「行政に求められるものは何だと思いますか?」の2問を扱いました。いずれも地方公務員試験受験者にとっては非常に重要な質問です。

  教科書は見開き左側が質問に答える際のキーポイントや面接官の視点、チェックすべきことなどが記されています。中島恒雄総長先生のご指導に従い、まず教科書左側を学生に読ませ、教員が指示して重要箇所に下線を引かせました。次に下線部分を中心に学生が黙読し、理解し、暗記する時間を5分間設けました。そののち、学生が重要だと思う箇所を発表させ、必要に応じて教員が解説を加えました。そしてもう一度、学生が重要箇所を黙読し、理解し、暗記する時間を5分与えたのち、教科書右側に記された回答例とそれに対するアドバイスの項目を上記と同様の方法で進めました。最後に、面接試験を想定して、教科書の例題と同じ質問を学生に問いかけ、答えてもらいました。
教養試験対策授業と面接試験対策授業の一番の違いは、授業最後の確認テストの有無です。このため面接対策授業では重要箇所を黙読し、理解し、暗記する機会をできるだけ確保することが大事であると総長先生からご指導がありました。このご指示に従い授業を展開したところ、授業終わりのいわば模擬面接での学生の回答は、教科書の重要箇所を上手にくみ取って、まだ完璧ではないものの、優れた回答をすることが多かったと思います。足りない点は教員が指摘し、より良い回答のための助言を与えました。そして本番ではスムーズな受け答えができるよう、復習と準備をするよう指導いたしました。

 最後になりましたが、ご多忙にもかかわらず、教員の指導力向上と学生の教育のためにいつも貴重なお時間を割いてくださる中島恒雄総長先生に御礼申し上げます。これからも総長先生の教えを守り、授業改善に取り組んでまいります。

 


留学生教育センター 特任講師
文学修士 韓国文学修士 野口生也

 

 今回見学した授業は、2021年度春期開講の「キャリア開発演習Ⅱ(4単位)」であり、伊勢崎キャンパス所属の就職活動中の4年生約10名を対象としたものであった。この授業は狩野直樹先生が『成功する!公務員の面接採用試験’22年版』を教科書として1コマ90分間で面接対策を行うものであった。全面的オンライン授業期間であることから受講生全員がZoomによる出席であり、私もZoomによる見学であった。以下、今回の授業見学で学んだことについて述べる。

  今回の授業見学で、あらためて認識させられたのは、公務員試験対策授業は完結型であるということである。つまり、1コマ90分間の間に、教科書を読むこと・理解すること・暗記することが組み込まれている。よって、教員としては、受講生が事前に教科書を予習して一定の理解は進んでいるということは期待せず、すべての問題は受講生にとって初見であるという前提で扱うべきである。従って、初めて教科書を読む際の難しい漢字の読み方や用語の説明も必要であり、理解および暗記の時間も十分に確保する必要がある。ここで陥りやすいのは、暗記の前の、理解する時間を十分に確保しないことである。受講生にとって、理解しないまま、機械的に丸暗記するのは忘れやすく効率が悪い。必ず理解してから、暗記するべきである。今回授業を担当した狩野先生は徹底して指定メソッドに従い面接対策を行っていた。ただ何度か総長先生から、暗記の前の理解の時間の確保について指示が入った。それ以降は、狩野先生は問題なく適切に解説し、理解と暗記の両方の時間を十分に設定していた。私の場合は、どうしても自分の発言の仕方や内容に意識が集中してしまい、理解と暗記の時間確保のタイムマネジメントがうまくいかないため、今後は十分に気を付けるべきであると思わされた。

  今回、狩野先生の授業を見学して、公務員試験対策授業は完結型であることを再認識した。それを強く意識し、以降の授業で、しっかりと対応していきたい。

 


留学生教育センター特任教授
博士(学術) 近藤 高史

 

 7月6日5限の、狩野先生による「公務員試験対策」の授業見学に参加いたしました。今回は面接対策という、今後担当するかもしれないところと重なるところであったことに加え、今まで授業で扱ったことのない分野であったこともあり、いろいろと気づくところがありました。

  この日は実際の面接で頻繁に聞かれるポイントへの答え方が学習内容でした。狩野先生は、きちんと教科書に書いてあることを授業に歯切れよく反映されておられました。面接対策のやり方として、教科書を読み、重要と思われる個所に線を引いておき、それを記憶したうえで教科書を見ながら答える練習をされていました。そしてさらに発表してもらい、丁寧にコメントをされていました。また、小論文の授業で使ったテキストから回答のヒントを学生に示すなど、これまでの授業内容とよく連動していることがうかがえました。

  実際に答える練習をすることは大切だと思っていましたが、「面接も暗記が大切です」と学生に伝え、面接の要点と約束事をきちんと理解するよう促しておられました。答えるべき要点、気を付けるべきこと、あるいは答えるべきでない点をきちんと理解して記憶して、その上で自分独自の答えを出すように指導することが大事で、「何でも自分の独自性を出せばよいというのではない」、という鉄則を何度も示しておられ、このことをわかってもらう必要があるのだと改めて感じました。また、回答例を示すときも教科書の記述に忠実で、具体的であり、学生にとっても親切な内容だったと思います。

 今回のテーマでは、学生の独自性が出やすいところではなかったかと思いますが、質問毎に自分の独自性を出す度合いが理解されねばなりません。質問によってそれは濃淡がついてくるのですが、そんな濃淡も理解させていかねばならないと思いました。

 

以 上