ガイドブック2022
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●B●GInterview013 私は幼いころから、周りに年下の子どもがたくさんいる環境で育ちました。面倒を見る機会が多く、抱っこしたり、ごはんをあげたりと触れ合っている様子を見た周囲の大人が「保育園の先生に向いているかもね」と言ってくれました。そのときから、保育士の道をめざすようになり、子どもたちと楽しみ、成長できる大人になりたいという理想像を描くようになりました。そして、保育園へのボランティアや職場体験を通して、保育士になりたいという思いが強くなりました。 保育について学ぶために東京福祉大学短期大学部に入学、保育士資格と幼稚園教諭二種免許状を取得し、現在はあけぼの保育園で2歳児クラスを受け持っています。また、普段の保育はもちろん、保護者支援も行っています。 2歳児は相手の顔と名前を認知し始め、身の周りのことがわかり、いろいろなことを覚えて相手に伝えるようになる年齢です。4月当初はなかなか話しかけてくれなかった子が、10月になって「ささじませんせい!」 と呼びかけてくれるのが、一番嬉しいです。人見知りの子に対し、無理に距離を縮めるのではなく、 一緒に鬼ごっこをしたり、子どもの好きなものの話をしたり、褒めたりと少しずつ関わっていったことで、心を開いてくれたと思います。 私は現在、副担任ですが、いずれは担任を持つことになると思います。その日に向けて、自分の言動や行動に対し、責任と自信を持てるようになりたいと思います。そして、子どもだけではなく保護者にも信頼してもらえるような保育士になりたいです。 1年の最後には「笹島先生が担任でよかった」と思ってもらえるような保育士をめざします。 東京福祉大学短期大学部で学んだことは、現在の仕事にかなり役に立っています。とくに音楽の授業でピアノを習えたことは、大きな助けになっています。毎月1回、発表があり、保育士になり切ってピアノを弾くのですが、そのときに「せーの」と掛け声をかけたり、歌う前に「元気な声を聴かせてください」と意欲を持たせるような声かけをしたり、歌詞の内容を簡単に知らせたりと、子どもの興味を引き出す工夫をしていました。そのときの経験を現場でも生かすことで、ピアノの上手下手でなく、保育士が大きな声で歌うこと、そして歌う前の声かけが大切だと実感しています。 また、就職活動では進路に悩んでいた私に、就職支援室の先生方がたくさんのアドバイスをくださいました。面接内容、園見学・面接時の電話の仕方など、何も知識がなかった私に多くのことを教えてくださったおかげで不安が解消し、自信を持って面接に行くことができました。 大学の先生方は温かく、親身になってくださいます。私も先生方の後押しのおかげで保育園に就職することができました。卒業後も大学に遊びに行っても仕事の相談できるくらい、先生方とも距離が近くなりました。 そんな温かい先生方がたくさんいる東京福祉大学にぜひ入学してください!笹島果鈴さん伊勢崎キャンパス短期大学部こども学科保育・幼児教育専攻2019年卒業(群馬県立桐生南高等学校出身)温かい心で応援してくださる先生方がたくさんいる学校です!職業最初はなかなか懐いてくれなかった子が元気に名前を呼んでくれたときが嬉しい保育士短期大学部こども学科保育・幼児教育専攻 卒業→あけぼの保育園にて、保育士として活躍中!

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