教育学専攻修士課程
〔通学課程〕2年
教育学専攻修士課程では、人間という生(ライフ)の3層(生命、生感情、生活)の質と意味の充実を基底におく「(1)総合的な人間教育学」の研究を共通の基盤領域としつつ、「(2)子ども支援」と「(3)多文化共生」という課題に焦点化した2研究領域を新たに設置し、これらの3領域を通して教育の現代的諸課題を重点的に研究し、指導できるように体系的な教育課程を編成しています。
必修科目の「教育学総論」では、多角的な視点から教育学研究の現状と課題について講義します。選択科目には、多様な研究方法を身につけるために研究方法科目群を置くとともに、教育学分野を中心とした人間関係諸科学の専門知識を身につけることを目的として、教育学領域、子ども支援領域、多文化共生領域、養護教諭専修の3領域1専門職養成科目群を配置し、児童生徒が抱える現代的な課題の理解と教育に向けて総合的で複眼的な研究が進められるような教育課程を編成しています。
教育の目的
取得学位・資格
※各一種免許状取得者のみ
開講キャンパス
池袋キャンパス 名古屋キャンパス
カリキュラム概要
必修科目(10単位) 各関連分野の教員が多角的な視点から教育学とは何か、教育学の現状と課題等について講義します。また、研究課題の発見から資料(文献)収集または調査し、データを分析して論文を作成するまでの指導を受けます。 |
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研究方法科目(4単位以上) | ||||
選択科目(16単位以上) (うち10単位は教育学領域の科目を習得)
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関連研究科目 |
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修士論文審査・口頭試問合格 |
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修士(教育学) |
履修モデル
教育学の専門家
教育現場が抱える諸問題を分析し、解決策を究明する専門的知識と実践方法を身につけた専門家の養成
科目群区分 | 1年次 | 2年次 | |
選択科目 | 教育学領域 | 教育哲学特論 教育人間学特論 教育課程特論 教育方法学特論 教育社会学特論 |
教育史特論 教育行政学特論 生涯学習・社会教育学特論 教育情報学特論 |
子ども支援領域 | 生涯発達心理学特論 生徒指導特論 |
学級経営学特論 | |
多文化共生領域 | 多文化共生教育特論 | 比較教育文化演習 | |
養護教諭専修 | |||
研究方法科目 | アカデミックライティング&プレゼンテーション 量的教育研究法 |
質的教育研究法 | |
必修科目 | 教育学総論 課題研究Ⅰ | 課題研究Ⅱ |
初等教育の専門家
子どもの諸能力をはぐくむ教育実践を展開し、問題解決策を究明する専門家の養成科目群区分 | 1年次 | 2年次 | |
選択科目 | 教育学領域 | 教育哲学特論 教育人間学特論 教育課程特論 教育方法学特論 |
生涯学習・社会教育学特論 教育情報学特論 |
子ども支援領域 | 生徒指導特論 特別支援教育特論 教育情報メディア演習 |
学級経営学特論 子ども家庭福祉特論 |
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多文化共生領域 | 多文化共生教育特論 | ||
養護教諭専修 | 教育健康学特論 | ||
研究方法科目 | アカデミックライティング&プレゼンテーション 量的教育研究法 |
質的教育研究法 | |
必修科目 | 教育学総論 課題研究Ⅰ | 課題研究Ⅱ |
養護教諭の専門家
児童生徒の心身の成長・発達を支える教育環境を総合的に把握し、問題解決策を究明する専門家の養成科目群区分 | 1年次 | 2年次 | |
選択科目 | 教育学領域 | 教育哲学特論 教育人間学特論 教育課程特論 教育方法学特論 |
生涯学習・社会教育学特論 |
子ども支援領域 | 生涯発達心理学特論 特別支援教育特論 |
子ども家庭福祉特論 | |
多文化共生領域 | 多文化共生教育特論 | ||
養護教諭専修 | 教育保健学特論 学校看護学特論 | 教育健康学特論 | |
研究方法科目 | アカデミックライティング&プレゼンテーション 量的教育研究法 |
質的教育研究法 | |
必修科目 | 教育学総論 課題研究Ⅰ | 課題研究Ⅱ |
子ども支援の専門家
子どもと家庭をめぐる多様な問題に取り組み、問題解決策を究明する専門家の養成科目群区分 | 1年次 | 2年次 | |
選択科目 | 教育学領域 | 教育哲学特論 教育人間学特論 教育課程特論 教育方法学特論 教育社会学特論 |
教育史特論 教育行政学特論 生涯学習・社会教育学特論 教育情報学特論 |
子ども支援領域 | 生徒指導特論 特別支援教育特論 |
子ども家庭福祉特論 教育情報メディア演習 |
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多文化共生領域 | 多文化共生教育特論 | ||
養護教諭専修 | 教育保健学特論 | 教育健康学特論 | |
研究方法科目 | アカデミックライティング&プレゼンテーション 量的教育研究法 |
質的教育研究法 | |
必修科目 | 教育学総論 課題研究Ⅰ | 課題研究Ⅱ |
多文化共生教育の専門家
多文化共生に向けた教育課題に取り組み、問題解決策を究明する専門家の養成科目群区分 | 1年次 | 2年次 | |
選択科目 | 教育学領域 | 教育哲学特論 教育人間学特論 教育課程特論 教育方法学特論 |
生涯学習・社会教育学特論 教育情報学特論 |
子ども支援領域 | 生涯発達心理学特論 | 教育情報メディア特論 | |
多文化共生領域 | 多文化共生教育特論 | ||
養護教諭専修 | 教育保健学特論 異文化理解特論 | 比較教育文化演習 異文化コミュニケーション演習 |
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研究方法科目 | アカデミックライティング&プレゼンテーション 量的教育研究法 |
質的教育研究法 | |
必修科目 | 教育学総論 課題研究Ⅰ | 課題研究Ⅱ |
【春期】
【秋期】
時限 | 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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1 | 9:00~10:30 | ー |
ー | ー | ー | |
2 | 10:45~12:15 | ー | 生涯発達心理学特論 | ー | ー | |
3 | 13:10~12:15 | ー | 多文化共生教育特論 | ー | ー | 教育史特論 |
4 | 14:55~16:25 | 教育社会学特論 | 生徒指導特論 | ー | ー | 教育哲学特論 |
5 | 16:40~18:10 | ー | ー | ー | ー | 教育方法学特論 |
子ども家庭福祉特論 | ||||||
6 | 18:25~19:55 | 質的教育研究法 | アカデミックライティング&プレゼンテーション | 教育保健学特論 | ー | 教育学総論 |
異文化理解特論 |
時限 | 時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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1 | 9:00~10:30 | ー | ー | ー | ー | ー |
2 | 10:45~12:15 | ー | ー | ー | ー | ー |
3 | 13:10~14:40 | 特別支援教育特論 |
ー | 教育課程特論 | ー | 教育情報メディア特論 |
生涯学習・社会教育学特論 | ||||||
4 | 14:55~16:25 | 教育情報学特論 | 量的教育研究法 | ー | ー | |
5 | 16:40~17:10 | 異文化コミュニケーション演習 | 学級経営学特論 | 教育行政学特論 | ー | ー |
6 | 18:25~19:55 | ー | 比較教育文化演習 | 教育人間学特論 | ー | 学校看護学特論 |
教育健康学特論 |
必修科目
教育学総論(2) | 本講義では、多角的な視点から「人間とは何か」「教育とは何か」「文化とは何か」という本質的な問いに取り組むとともに、教育現場が抱える複雑で多様な課題の解決に向けた専門的知見について理解を深めることが目的である。そこで、教育学領域を中心とした人間関係諸科学の専門的知見について理解を深めるために、教育学領域、子ども支援領域・多文化共生領域の各学問領域の専門性を有した研究者らがオムニバス形式で講義・実践演習を行うことにより、今日の教育的課題を多角的かつ柔軟に捉え直す思考力・想像力と領域横断的な研究能力を養うことを目指す。 |
課題研究Ⅰ・Ⅱ(各4) | 各自の課題研究に沿った文献、資料および調査、収集データを分析・考察し、研究指導教員の助言・指導を受けながら、修士論文を完成する。 |
研究方法科目群
アカデミックライティング&プレゼンテーション(2) | 本講座の目的は、修士レベルの学術論文(Academic Writing)の執筆能力と口頭発表での発表能力を磨くことにある。具体的には、短文、段落、小論文の順に、日本語(又は英語)で文章を執筆し、徐々に長い文書が執筆できるよう練習を積んでいく。受講生が書いた文章はフィードバックされ、助言を基に書き直していく過程を通して、書くスキルの向上を目指す。また 受講生は、発表(Presentation)の機会を活用し、音声面の改善や良い発表とはどのようなものか、体験し、考察することになる。 |
量的教育研究法(2) | 研究方法として数量的アプローチを考えている場合に、リサーチデザインや実際の調査、分析、分析結果の意味の解釈および修士論文執筆に際し必要となってくる心理統計の基礎的な内容を扱っていく。統計解析 ソフト SPSSを使用しながら、実際のデータを使って各テーマの分析をおこなっていく。 |
質的教育研究法(2) | 現代の多文化共生時代における子どもを取り巻く環境と問題は多様化・複雑化しており、それらに付随する教育事象を探求・検証するためには量的研究法だけでなく質的研究法の理解が必要となる。そのためまず量的研究法との比較において質的研究法の概要・意義・手続き・倫理的側面等について説明する。次に本授業では質的研究法に焦点を置き、様々な質的調査法を検討すると共に、収集したデータの質的分析法についても学修する。 |
選択研究科目群
教育学領域
教育哲学特論(2) | 複雑化した現代社会において、生命体として生まれたヒトの子が、「人間に成る」(Menschen-werden, Human-becoming)とはどのようなことか。自立と社会化という従来の教育学の基礎概念を、現代教育哲学の視点から再検討し、多文化、異世界を流動的に行き来しながら新たな生を織り上げていく発達と生成、成熟の教育哲学を考察する。 |
教育人間学特論(2) | 主にドイツ及び日本の教育人間学の方法を用いて、子ども・若者が育つ「場所」としての「自己形成空間」の様態や特徴を考察する。とくにドイツの教育人間学は、現象学及び生の哲学(精神科学)を理論的基盤として構築されているので、この現象学と生の哲学が、人間という生(life , Leben. vie)をどのように見ているのかを詳細に説明する。 |
教育課程特論(2) | 学校におけるカリキュラムは、教育全体において大きな影響を及ぼす。本講義では、学校 カリキュラム研究の理論と方法を扱った基本文献を講読し、さらにこれらと関連したカリキュラムの実践事例の資料等も検討しながら、カリキュラムについて実証的に研究する方法の基礎を理解し、要約・発表・ディスカッションすることで、カリキュラム開発能力を身につける。 |
教育方法学特論(2) | 我が国における現代の教育の動向や課題を概観すると共に、教育理論と実践が有効に関連しながら実践に生きる、教育方法のあり方を追求する。具体的には、文献を通して芸術を中心とした表現教育の教育学的位置づけと意義について論述する。更に、授業分析や観察や体験を通して、子どもの表現の様相、授業の構造、授業の方法、授業を成立させる諸要因等について解明していく。 |
教育社会学特論(2) | 「教育社会学」は二通りの解釈をすることができる。一つは、教育について「社会学」という方法論を用いて研究するという狭義の教育社会学であり、もう一つは、社会の中における教育という対象を学問的に研究するという広義の教育社会学である。本講義では、まず前者の教育社会学で近年盛んに研究されているテーマを概観し、その後、教育という営為を社会のさまざまな領域や事象と関連させながら捉えなおしていくという後者の教育社会学へと展開させていく。 |
教育行政学特論(2) | 教育行政学の理論上の問題を検討するとともに、個々人が享受してきた教育行政・制度に関するものの見方や考え方を問い直すことを目的とする。さらに、今日の教育行政学が対象とすべき教育行政の当面している実践的な諸問題について、文献、資料等を通して検討し、問題解決に向けた討議する力・提案する力を養う。 |
教育史特論(2) | 近代における「子どもの発見」は、子どもを解放したのか、それとも制度に囲い込んだのかという問題を、主にJ.J.ルソー以後の近代教育思想史の展開の中で検討する。この問題は、子どもの発達とは何か、学校の役割は何か、不登校の子どもに大人はどう対応すべきかという問いを投げかける。近代教育思想の有する解放と制度化というパラドクシカルな両側面を、深く検討できるようにする。 |
生涯学習・社会教育学特論(2) | 「生涯学習・社会教育」に関する理論ならびに歴史的、政策的変遷について国際比較の観点から概説する。同時に、地域社会の住民の学習活動を支える専門職員である「社会教育主事」「司書」「学芸員」の役割について学び、学校と地域との連携や行政・民間レベルでの様々な取り組みを通じて、実践的研究課題について理解を深めることを目指す。 |
教育情報学特論(2) | 脳の工学的なモデルである人工ニューラルネットワークを用いて、コンピュータに汎化能力をもたせる問題を数学的に論じる。すなわち、問題の数学的定式化の仕方、その解法、得られた解の解釈について論じる。また、丸暗記学習と汎化能力を獲得する学習の関係についても論じる。 |
養護教育・特別支援分野
教育生理学特論(2) | 教育現象への生理学的アプローチを取り上げ、温熱・光・音など教室内学習環境と児童生徒の心身状態との関連について分析・考察をおこなう。そして、その結果を臨床教育場面にどのように活かすかを考える。 |
学校救急看護学特論(2) | 養護教諭を中心とした救命、応急手当、安静・休養、保健指導等の対応をする保健事業。施設・設備、救急薬品等消耗品などの予算、行事、教職員の研修等の保健管理・運営。医療体制、教育委員会、文科省等行政、財政、法律などの保健行政。これらの構造について理解する。 |
健康相談学特論(2) | 今日では、ストレスなどによる心身症の低年齢化、心身不調が多くなっている。心身不調を予防・回避し「よりよく生きる力」を体得することが大切であり、養護教諭は理論的な背景を元に支援実践方法を確立させる時期に来ている。このような現代的な健康課題について文献研究を行い、「私の健康相談論」を作り出すことを目的とする。 |
国際健康学特論(2) | 国際標準規格ISO9001等を経営ツールとして把握し、わが国および諸外国の関k尿問題や健康問題を説明。また感染症対応策を論ずるとともに、児童の環境適応能力の発達と都市化・人工環境化が与える健康影響を実証し、課題解決に向けて包括する。 |
人間環境学特論(2) | 人間の発育、生活生存と各環境問題との相互作用を把握するとともに、教育人間学の観点から人間と環境に着目した思想を再解釈し、自己実現能力と自己ケア能力の育成をめざす。 |
子ども支援領域
特別支援教育特論(2) | 学習困難児の特性や研究の動向、学習上の困難と行動との関係などを講義や文献講読を通して学び、児童精神医学、発達心理学等周辺分野からの知見を取り入れながら、実態把握から課題設定・指導方針につながるプロセスを学び、学習困難児に効果的な教育プログラムの作成および実践研究の進め方についての知識・技能を身につける。 |
生涯発達心理学特論(2) | 長いスパンで発達を考え、生涯をより良く生きるために心理学の知見をどのように獲得し、生かすかを考え、学んでいく。健康で豊かな人生を生きるために何が必要か。ライフステージにおける目標とはなにか。どのようにそれを達成していくか。また、生涯教育の現状と方法や「老い」について理解を深めるなかで、人が向上するとはどのようなことかを考えていく。 |
生徒指導特論(2) | 生徒指導は、学校教育の根幹を支える重要な教育活動であり、すべての教師がすべての児童・生徒を対象に行うことが大切である。そこで本講義は、①生徒指導、②進路指導も含むキャリア教育、③教育相談について、その理論的枠組みと現状及び課題について考察する。 |
学級経営学特論(2) | 学年学級経営のための基本的な事項について明らかにするとともに、学年学級をマネジメントしていくべき観点を明らかにし、心を豊かにする学年学級経営について探究する。 |
子ども家庭福祉特論(2) | 学校外教育の果たす役割や意義について、特定の地域をモデルに調査を行い、地域と子どもたちの結びつきを把握する。さらに、学校外での教育のあり方についてこれまでの研究と取組みを踏まえてプランを作成する。 |
教育情報メディア特論(2) | インターネットを用いたeラーニングやモバイル学習などの教育メディアが学習に与える影響について、教育工学の分野の論文を中心に解説する。各種メディアに応じたデジタルコンテンツの特性・機能・意味を理解するとともに、マルチメディア社会における個人の役割や、人間の感性へ与える影響などについても理解を深める。 |
多文化共生領域
多文化共生教育特論(2) | 世界各国が現在まで抱えてきた多文化共生教育の課題や解決策に目を向けると共に多文化共生の理念と構造・課題を扱い多文化共生教育の本質を考察し、現代の多文化化する日本の教育現場における多文化共生教育の実際の課題と教育的取り組みについて様々な角度から具体的に検討していく。 |
異文化理解特論(2) | アメリカの移民社会の教育状況には、わが国の教育現場の状況との共通点が多々みられる。文化の違いを超えて教師の資質や能力はいかにあるべきか、教育はどのようにあるべきかを考察する。 |
異文化コミュニケーション演習(2) | 昨今、日本の学校教育を受ける外国人児童生徒数が益々増加しつつある中で、異文化コミュニケーションを理論的、実践的に理解することは現場の教員にとって非常に重要である。価値観や信念の違いがもたらす異文化間衝突の原因やその対処法といった実践的な領域を扱う。 |
比較教育文化演習(2) | 本講義では、わが国や諸外国における芸術教育(音楽、美術、言語)の文化比較を通して、異文化理解や多文化共生についての学びを深めていく。芸術に特化して論じるのは、芸術は創造的であり、民族の境界を越えて人々に訴え、社会を活性化させていく力があると考えるからである。実際の授業では、諸外国と我が国の音楽フェスティバルや教育、言葉や五感による表現の体験とコミュニケーションという観点から考察していく。 |
養護教諭専修
教育保健学特論(2) | 人間の生涯にわたるよりよい「命の存続」とは何かを問い、看護学や公衆衛生学、学校保健学などの諸科学を基盤にした「教育と医学」の融合を図る。また、人間の「命の存続」を、そのライフステージ毎の特性を考えると共に、「命」そのものを育む「環境」について、内面(内部環境)、学校環境、家庭環境、地域環境、国際環境、さらには、人間生態系として捉え直すことを試みる。 |
学校看護学特論(2) | 本科目においては、児童生徒の心身の発達過程における看護の理念の重要性に着目し、 学校に特化した看護のあり方について深く考察する。また、学校の教育活動の一環としての看護のあり方について議論することを通して、保健室や養護教諭の視点を大事にしながらも、学校全体や地域といったより広い視野からの看護支援について検討する。 |
教育健康学特論(2) | 今日では、ストレスなどによる心身症の低年齢化、心身不調が多くなっている。心身不調を予防・回避し「よりよく 生きる力」を体得することが大切であり、養護教諭は理論的な背景を元に支援実践方法を確立させる時期に来 ている。このような現代的な健康課題について文献研究を行い、私の健康相談論」を作り出すことを目的とする。 |