大学情報

Information

2019.09.28

2019年度1・2年目の専任教員対象のFD研修会を実施

 東京福祉大学では、学生の学習能力や教育効果を高める方策の一環として、教員研修会や授業見学を行いながら教員の授業内容・方法を改善するなど、全学を挙げて実践的なファカルティ・ディベロップメント(FD)に開学当初から取り組んでいます。全国的にみても、本学のように徹底したFDを実践している大学は大変珍しく、高く評価されています。

 そのなか、9月12日(木)に、伊勢崎キャンパスにて就任1・2年目の専任教員を対象としたFD研修会が行われ、62名が参加しました。

開会にあたり、喜多村副学長より「勉強するのは学生です。学生がどうやったら本気になって勉強するのか。教え方、勉強のさせ方をこの研修で学んでください。」と、ご挨拶がありました。


次に、FD専門部会員の荒野准教授と堀准教授が、それぞれ司会と講師を務め、本学独自のアクティブラーニングの仕方について、『本学の教育方針及び授業方法に関する規程』の冊子を用い、教員に音読をさせながら要点を確認していきました。




研修会の前半では、参加した教員が普段の授業で行っている工夫や、意識していることなどを発表しました。教員からは「専門用語の解説だけの授業にならないようにワークシートを活用しています。」「どうしたら学生が理解しやすいかを考えて事前準備をしています。」などの意見が出されました。



研修会の後半では、「春期の授業を行ってみて上手くいかなかったこと」「どのように改善すればよいのか」というテーマでグループごとにディスカッションが行われました。また、それらの内容について発表された際には、頷きながらメモを取る教員の姿が多く見られました。さらに、今回の研修会で学んだことについては、自身の授業で実践し、その結果を課題レポートとして提出することになりました。


最後に、FD専門部会・部会長の成田教授より、「本学の学生の多くは、高校時代の体験授業に参加して、本学の双方向対話型授業に魅力を感じて入学していますので、その期待を裏切らないようにしてください。また、全ての学生の能力が確実にレベルアップできるように、知恵を絞って全員参加型の授業を実践していきましょう。」とエールが送られました。