社会福祉学部社会福祉学科 経営福祉専攻の学修内容とカリキュラム

社会福祉と経営を学び、国際的な視野と
福祉経営の知識を持った人材を養成。
社会福祉の援助技術に加え、経営学を学び、福祉施設の運営・管理に必要となる知識を身につけます。さらにさまざまな国から集まる留学生との学びの中で、国際的な視野を持った福祉人材を養成します。外国人が多く在籍している留学生向けのコースです。
- さまざまな国の留学生たちと学び、国際的な視野を
身につけられます -
経営福祉専攻には、さまざまな国から多くの留学生が入学しています。留学生たちと一緒に福祉や経営を学ぶなかで、国際的な感覚を身につけることができます。また、コミュニケーションアワーなどのイベントを通して交流ができ、異文化体験を通して国際的な視野を広げられる点も、本専攻の特徴です。
- 経営学を学びながら、同時に社会福祉士受験資格の
取得も可能です -
経営福祉専攻では、社会福祉士受験資格を取得するための指定科目も履修することができます。もし社会福祉士国家試験に合格すれば「経営学を深く学んだ社会福祉士」として認められ、施設の運営や管理者として活躍する道が拓けます。
- 一般企業への就職や公務員の道など
幅広い進路をめざせます -
本専攻では、高いレベルの経営学を学ぶことができます。そのため、将来の道として福祉施設のみならず、一般企業への就職も可能です。また、キャリア開発教育科目の授業などを通して、公務員試験対策も受講でき、公務員への道を目指すこともできます。いずれも、就職支援室が手厚くサポートするので安心してください。
たとえば・・・こんな授業が受けられる!
- 経営学の基礎知識を身につける
「経営学(非営利組織の経営含む)」の授業 -
福祉施設や企業の管理職・経営者に必要とされる、経営学を学びます。学問的な性質、非営利組織や経営の概念、経営管理、非営利組織経営の内容、現代の経営学の役割など、幅広い理論の概念について、基礎から体系的に学んでいきます。
- さまざまな実在のケースの分析・考察を行う
「マーケティング論」の授業 -
この授業では、市場を創造し、維持していくことを目的とするマーケティング理論について学びます。実在する企業などのさまざまなケースの分析と考察を通して、そのマーケティングが抱える問題点を探り、考えることで、現場で応用する力を育成します。
- マネジメント層に必要な能力を高めていく
「経営戦略論」の授業 -
施設の運営や企業経営において、経営方針決定の連続のためにも経営戦略は必要不可欠です。この授業では、製品戦略、事業戦略、全社戦略の各方向から、具体的なケースの検討を通して学ぶことで、マネジメント層に求められる能力を高めていきます。
- 組織内の人事を決め、管理する方法を学ぶ
「人事管理論」の授業 -
企業などで利潤を最大化するためには、どのように組織内の人事を管理していけばよいかを学ぶ授業です。社員は「人財」とも呼ばれる大切な財産です。どのようなシステムであれば、社員が生産性を高め、最大の力を発揮できるかを検討していきます。
学べる内容
- 福祉施設や企業の経営者・管理者として活躍できるよう、経営戦略・経営管理・マーケティング・ファイナンスなどを専門的に学びます。
- 福祉全般を幅広く理解し、加えて心理学などの周辺分野の学修もできます。
- アクティブ・ラーニングを通して、マネジメントに必要な「読む力・書く力」などの表現力やコミュニケーション能力、論理的な思考力を養います。
カリキュラムの概要
総合教育科目で教養を身につけると同時に経営学を学ぶにあたっての基礎知識を学びます。
[科目例]社会福祉入門 文章表現 心理学概論 人体構造と機能及び疾病 社会福祉原論 社会福祉経営論 暮らしと経済 経営学(非営利組織の経営含む) など
社会福祉の基礎を学ぶと同時にマーケティングや簿記・会計を学び、組織の経営活動の全体像を学びます。
[科目例]ソーシャルワークⅠ・Ⅱ 社会調査法 地域福祉論 医療経営論 会計学 簿記 マーケティング論 社会政策論 金融論 など
経営戦略、経営管理、経営組織など、組織マネジメントの根幹科目を学び、マネジメント力を身につけます。
[科目例]ソーシャルワークⅢ 福祉行財政と福祉計画 経営管理論 経済組織論 企業統治論(非営利企業を含む) 経営戦略論 開発経済論 など
これまでに習得した知識・技術を応用し、経営問題の実践的な解決力を身につける学習を行います。
[科目例]キャリア開発演習Ⅱ(教養) 社会福祉運営管理論 ソーシャルワークⅤ 人事管理論 企業経営論 ほか
ソーシャルワーク実習(社会福祉士希望者)
社会福祉施設での10日間の集中実習。現場を体験し、ソーシャルワークの基礎を確認します。
社会福祉施設や病院で週2日間、15週間にわたって実習を行う長期継続型実習。他の日に授業を受けながら実習するため、現場での課題を大学で解決しながら学ぶことができます。