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2018.12.25

「平成30年度東京都自殺対策強化補助事業」として学生向けワークショップを池袋キャンパスで開催!

 東京福祉大学は地域福祉推進事業団と協働し「平成30年度東京都自殺対策強化補助事業 学生向けワークショップ」を12月7日(金)、池袋キャンパスで開催しました。
 "学生が生きる理由を考えること""学生自らがゲートキーパー*の役割を担えることに気づくこと"  などを目的として大門俊樹講師(社会福祉学部)が企画し、30名を超える参加者がグループに分かれて意見交換やロールプレイを行いました。

 始めに、鈴木康明心理学部長から「心のブランコ~私たちの生きる理由。怖くない自殺予防~」と題して、"生きる理由と揺れる心""心の均衡を保つためにするべきこと"などの講義がありました。その後は学生スタッフが中心となり「SNSと自殺予防のワーク」として、SNSで相談がきたら・見かけたら、ゲートキーパー*としてどう受け答えをするのが良いかをロールプレイで実践したり、心の揺れ幅を小さくするには、「"夢や希望""楽しさ""やりがい"を共有し、信頼関係を築きましょう」などの意見がグループから発表されました。


 地域福祉推進事業団の代表、渡辺和弘さんは「若い人たちが身近な人の変化に気づくことができるようにと思っています。その視点を身につけることで自殺を防ぐことができます。これからも学生の成長に期待してワークショップを続けていきたいと思っています」と本学への期待を語っていただきました。


 学生スタッフの早津 佳菜子さん(保育児童学科4年)は「自殺という普段はあまり踏み込めない領域に、学生同士和やかな雰囲気で命に関わるテーマを話し合えたことはよかったと思います。これから社会人として、福祉分野で人と関わることが多いと思うので、ワークショップの経験で得たことを生かし、前向きに人と関わっていきたいと思います。貴重な経験をありがとうございました」と語ってくれました。


*ゲートキーパー・・・生きることに悩んでいる人に寄り添い守る「命の門番」