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2019.02.06

社会福祉学部でこども食堂ネットワークぐんまの丸茂ひろみ代表の講話を実施


1月30日(水)に、本学社会福祉学部開講授業の「公的扶助論」内にて、社会福祉法人みどの福祉会地域貢献事業代表・こども食堂ネットワークぐんま代表の丸茂ひろみさんより、「ワンストップなんでも福祉相談 ~制度のはざまにトライ!~」と題して、お話をいただきました。

 お話では、日本において7人に1人の子どもが「相対的貧困」と呼ばれる状態にあることや、見えない貧困に苦しむ子どもたちの実際が紹介されるとともに、丸茂さん自身が「無料学習支援」や「こども食堂」を立ち上げてきたことや、このような取り組みが全国で増加していることについて紹介されました。学生からも「こども食堂」への子どものアクセスや、教育分野との連携などについて、質問が出されました。



 丸茂さんは、見えない貧困とはお金や物だけではなく、「つながり」が薄くなって孤立化することも含んでおり、「自己肯定感」も低くなりがちだと指摘されました。また、子どもの貧困の現状を多くの方に知ってもらう必要があると話されました。加えて、社会福祉法人として、こども食堂などをはじめとする地域の資源や人材のネットワークをつくり、多様な制度の狭間に取り組むためにもワンストップの相談窓口が必要であると訴えました。