ニュース&トピックス

NEWS & TOPICS

2019.09.04

池袋キャンパス9号館で「第26回障害児基礎教育研究会 教材工夫展」を開催!

 

 8月25日(日)、池袋キャンパス9号館で「第26回障害児基礎教育研究会 教材工夫展」(主催:障害児基礎教育研究会)が開催されました。
 新しい学習指導要領(2017年)では、「主体的、対話的で深い学び」が求められています。予測不能な未来に向かって生き抜く、柔軟な思考と適応力を備えた人材の育成を目指すための変革です。障害のある子どもたちにおいても同様で、自ら意思決定し、自分らしく生きる子どもたちを育てるため、より一層の授業改善が求められています。そのために、教材・教具をコミュニケーションの道具として活用していく重要性が高まってきています。
 会場には社会福祉施設の職員、特別支援学校の教員、障害のある方本人やお子様連れの方、本学の卒業生も含め、約180名が訪れました。群馬、茨城、千葉、新潟などの関東近県や、遠くは福井や沖縄からも参加され、充実した交流の時間を過すことができました。

 午前中は、会場に所狭しと並べられた創作教材(棒さし・型はめ・切片パズル・音声ペンなど)の自由観覧でした。製作者から作り方や活用法の紹介もあり、多くの方々が手にとって使い心地を体験していました。
教材工夫展に参加した本学卒業生の一人、高畑珠理さん(群馬県内・特別支援学校教諭)は「今回、たくさんの教材に触れることができ、先生方の体験を聞きながら実践的な勉強をすることができました。これからの教育現場で活用できると思います」と感想を述べてくれました。
最後に障害児基礎教育研究会幹事である立松英子教授(社会福祉学部)は「この教材工夫展を通じて、年齢や障害の程度を問わない学びの喜びがあるということを、多くの方々に知っていただけたら幸いです」と語りました。





 午後は高等部生徒や成人など年齢の高い対象への教育実践の研究発表(2題)と、「生涯にわたる学びを支える教材教具」をテーマとした講演会でした。講演会講師の村野一臣先生は「自立活動」の要点を説明された上で「子どもたちの多様な障害の種類や状態などに応じたきめ細やかな自立活動の充実が求められています。障害のある方々に学びながら、適切な教材・教具を工夫し続けましょう。皆さんの持っている専門性の継承が大切です」と伝えられました。


講演:村野一臣氏(東京都立立川ろう学校校長)

 教材工夫展に参加した本学卒業生の一人、高畑珠理さん(群馬県内・特別支援学校教諭)は「今回、たくさんの教材に触れることができ、先生方の体験を聞きながら実践的な勉強をすることができました。これからの教育現場で活用できると思います」と感想を述べてくれました。
 最後に障害児基礎教育研究会幹事である立松英子教授(社会福祉学部)は「この教材工夫展を通じて、年齢や障害の程度を問わない学びの喜びがあるということを、多くの方々に知っていただけたら幸いです」と語りました。