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2023.11.02

伊勢崎キャンパスで「2023年度公開講座」を開催!



 伊勢崎キャンパスでは10月21日より、一般の方を対象とした公開講座を開催しています。この講座は、本学の研究成果を広く社会に還元するために伊勢崎市長寿社会部、伊勢崎市教育委員会共催で実施しているもので、今年度は10月21日から12月2日までに6講座開催します。

 10月28日には、本学短期大学部・酒井博美准教授が「発達障害がある幼児の知覚特性と音楽を用いたかかわり」と題した講座を実施しました。酒井准教授は、本学短期大学部や保育児童学部で「発達心理学」「障害児・者の心理」等の科目を担当しており、音楽・心理・障害児保育などの分野での研究を専門としています。


 講座の前半では、知覚の種類や発達障害児の知覚特性についてさまざまな具体例を交えて解説しました。音楽を用いて関わることで、子どもに社会性が身に付いたり、他者理解や運動能力向上の効果も期待できるとの内容に、参加者は細かくメモを取りながら聞き入っていました。



 後半はトーンチャイムやツリーチャイム、太鼓やフィンガーシンバルなどの障害児の音楽活動でよく使う楽器を一人ひとり手に取り、ピアノ伴奏に合わせて自由に演奏。他にもグループでの活動や体を動かしての音楽活動を体験しました。「うまく演奏することが目的ではなく、音楽はあくまで媒介。子どもに合わせた音楽活動を」との酒井准教授の言葉に、みなさん笑顔で実践していました。

 質疑応答では、自宅での音楽活動の実践方法の質問に対して具体的な実践例を提案する場面もあり、障害がある子どもやその保護者にとって、音楽が有効な手段になることへの理解を深めていただけたのではないでしょうか。



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