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2023.12.11

【伊勢崎キャンパス公開講座Report】人生100年時代に対処する力


 11月25日(土)、伊勢崎キャンパスにおいて「人生100年時代に対処する力」と題した地域公開講座が行われ、本学社会福祉学部長兼 大学院社会福祉学研究科長の伊東真理子教授が講師を務めました。
 この講演は伊勢崎市長寿社会部との共催によるもので、当日は伊勢崎市の臂泰雄市長と長寿社会部長ならびに高齢政策課長も聴講にお見えになりました。

 初めに、臂市長より「伊勢崎市では、高齢者のみなさんにいつまでも元気で活躍し、自身の健康を高めて生活していただきたいという思いがあり、それに関する条例も施行しています。伊勢崎市がさらに住みやすい地になるよう精一杯努めてまいります」とのご挨拶がありました。


 続いて、本学 太田信夫学長が「あまりなじみのない研究内容でも、何かみなさんに役立つことがあれば嬉しくもあり、公開講座の目的を達成できたということだと思います。ぜひ楽しんでいってください」と述べました。

 

 講演では、人生100年と言われる超高齢社会の現在において、健康で幸せに生き抜くためのポイントを、老年学の観点から紐解いていきました。厚生労働大臣との面会や北欧視察でのエピソード、介護保険や老化の男女比較、スーパーエイジャーの紹介など、伊東教授の経験と研究をもとにした明るくパワフルな語り口に、参加者のみなさんもグッと話にのめり込み、伊東教授が毎日実践している「まり子体操」を一緒に体験する場面では、全員笑顔で元気に掛け声を出していました。伊東教授考案のこの体操は、以前NHKの福祉番組で全国放送され、2カ月間世界放映されています。

 最後に、サムエル・ウルマンの「青春」の一節
「青春とは、人生の一時期ではない。年齢を重ねただけで、人は老いはしない。
理想を失ったとき、学ぶことをやめたとき、与えることを止めたとき、初めて老いる」(超約)
を唱和して会場が最大の盛り上がりを見せた中、「伊勢崎市がますますサクセスフルになるように!」との言葉で締めくくられました。

 

年明けには池袋キャンパスで公開講座を実施します。お誘い合わせの上ぜひご参加ください。

池袋キャンパス公開講座のお知らせ