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2024.10.30

[伊勢崎]2024年度地域公開講座を開催

 伊勢崎キャンパスでは10月26日より、一般の方を対象とした地域公開講座を開催しています。

 地域公開講座は、本学の教育・研究成果を広く社会に還元するために伊勢崎市長寿社会部高齢政策課、伊勢崎市教育部生涯学習課等と共催しているもので、今年度は10月26日から12月7日までに6講座開講いたします。

>>伊勢崎キャンパス公開講座ページ

 初日の10月26日は、本学保育児童学部 井戸川敦准教授が「木炭によるデッサンの体験講座~モチーフをよく観察して描こう!~」と題した講座を実施しました。井戸川准教授は、本学保育児童学部や教育学部で「図画工作科指導法」「造形芸術」等の科目を担当しており、芸術・美術分野での研究を専門としています。

 講座の導入では、立体感を演出するための光と影の効果についての解説や、さらに現代美術においてのドローイングの作品性についての解説などがあり、実際に国内外の様々なデッサンやドローイング作品を鑑賞しました。同じ年代に描かれた西洋と日本の絵画を交互に見比べると、その表現方法の明らかな違いに参加者のみなさんは「なるほど」という表情を浮かべていました。「年代によって表現方法も変わりますか?」と質問が挙がるなど、興味深く理解を深めている様子がうかがえました。

 「よく見て描きましょう」との井戸川准教授の声掛けの後、テーブルに置かれたカボチャやキャベツ、玉ねぎなどの野菜を実際にデッサンしていきました。参加者は、木炭や練り消しゴムなど、慣れない画材に四苦八苦していましたが、次第に木炭を削って描き味を変えたり、ガーゼでこすったりしながら、自分なりの表現スタイルを身につけている様子でした。井戸川准教授は各テーブルを巡回して、参加者の質問に答えたり、「より大根らしくするために円筒形を意識してみてください」などと具体的なアドバイスをしていました。

 デッサン未経験の方がほとんどでしたが、最後には一人ひとり味のある力作がそろいました。「手を動かしていると3時間はあっという間だった」「先生が丁寧に指導してくださり大変満足」「有意義な時間を過ごすことができた」といった感想が聞かれました。





【公開講座当日の様子】