2025.02.21
【伊勢崎】「平和教育」をテーマに特別講義 教師をめざす学生を対象に
令和7年2月3日、伊勢崎キャンパス教育学部の授業で、音楽を通して地域貢献活動を行っている中原洋一さんを講師に招き、「平和教育」をテーマにした特別講義を実施しました。
この授業は垣崎授二特任教授の「教育課程論(中等)」。今回の特別講義は、社会や地域と連携して、持続可能な社会の創り手の育成をめざす「社会に開かれた教育課程」を学生が体験し、地域住民と連携・協働した教育を実現する方法や工夫を学ぶことを目標としていました。
講師に招いた中原さんは、2011年から14年間、埼玉県内の病院や福祉施設で慰問コンサートを開いてきた『青春バンド CHELSEA』のリーダーで、同県本庄市を拠点に活躍しています。
講義で中原さんは、平和への願いが込められた曲(「イムジン河」と「戦争を知らない子供たち」)が生まれた経緯を、当時の時代背景を交えながら解説すると同時に、実際に歌を披露。その歌声に平和を願う強い思いを感じ、歌詞の一言ひと言が心に染みたと感想を述べる学生も。学生たちにとって平和の尊さについて改めて考えさせられる時間となったようです。
「戦争や紛争が起きることのない平和な世界を実現するためには、子どもへの平和教育が必要不可欠。どんな形でもいいので、将来教員になった際には、子どもたちに平和の尊さを伝えてほしい」と思いを語りました。
学生からは「戦争の愚かさは言葉よりも歌の方が伝わると実感した。将来、小中校生に向けて平和教育を行うときは、この経験を活かし、教材として曲や歌詞も用いたい」との感想が聞かれました。