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2019.02.23

「荒川区いのち支える自殺対策」で心理学部長が講演


 2月15日(金)、東京都荒川区のムーブ町屋にて、本学心理学部長の鈴木康明教授による講演会『荒川区いのち支える自殺対策「いのちに寄り添うためにできること」』が行われました。
 この講演会は、自殺対策に取り組む荒川区が「若者のかけがえのない命を守る」をテーマに、私たちに何が出来るのか一緒に考えてみる機会として行われ、一般の方々約100名が参加されました。
 始めに、荒川区の西川太一郎区長より「荒川区では、かけがえのない命をみんなで守るために区をあげて自殺対策に取り組んでいます。自殺のサインに気づき、適切な相談窓口へとつなぎ、関係機関の連携により生きる支援が途切れないようすることが自殺対策においては重要です」と挨拶されました。


  講演会では、全国で年間2万1千人近くの方が自ら命を絶ってしまう日本社会の背景と、自殺は個人的な問題ではなく関わることの大切さについて理解を深め、私たちができる自殺予防を参加者の方にも対話や体験をしていただきながら考えてもらいました。
 鈴木心理学部長は「個別性という人の内的世界はその人にしかわからない、相手のペースに合わせて最後まで話を聴き、あなたに関心を持っています、この人ならわかってくれるかもしれない、と感じてもらうことが大切です」と参加者の皆さんに訴えかけました。
 講演会の後は、内閣府いのち支えるプロジェクトキャンペーンソングを歌う松井亮太さんのミニライブも行われ、会場が一体となり盛り上がりを見せていました。


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