臨床心理学専攻博士課程後期(博士)
〔通学課程〕3年
臨床心理学専攻博士課程後期(博士)では、臨床心理学専攻博士課程前期(通学・通信教育)と博士課程後期の一貫した教育研究体制により、臨床心理学の分野における研究と教育をさらに進めます。
教育の目的
臨床心理学に関するより高度な研究と教育を体系的に実践し、臨床心理学に関わる高度職業人、カウンセラーの指導者並びに研究者を養成する。
取得学位
取得学位〕博士(臨床心理学)
開講キャンパス
伊勢崎キャンパス
研究指導科目6単位を含め必修10単位、選択6単位以上修得 | |
臨床心理学分野 臨床心理学の最近の研究動向を講述するとともに、カウンセラーの職業倫理や臨床心理士をめぐる社会的状況を考究します。 |
関連学問分野 心理学を研究する上で必要なデータの統計的分析方法や、精神医学の基礎を習得することができます。 |
研究指導 研究指導教員のもとで、博士論文を完成させることを目標に独自の研究をすすめます。 |
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博士論文審査・口頭試問合格 |
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博士(臨床心理学) |
※は必修科目
科目区分 | 授業科目の名称 | 講義等の内容 |
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研究指導 (博士論文) |
臨床心理学特別演習 Ⅰ(2)※ |
研究指導教員の指導を受けながら研究テーマについて、また構想および内容を明確にし、研究計画を立て、研究に取り組んでいく。 |
臨床心理学特別演習 Ⅱ(2)※ |
研究テーマに沿って、調査・面接・実験などを行い、データ収集等を進め、研究の具体的内容について指導を受ける。また、博士論文の構成についても検討を行う。 | |
臨床心理学特別演習 Ⅲ(2)※ |
研究指導教員から、研究の分析方法、論文作成の方法について各自の研究をもとに指導を受け、博士論文を完成させることを目標にする。 | |
臨床心理学 分野 |
臨床心理学特殊研究 (4)※ |
主要な心理療法、カウンセリング技法について比較研究し、その長所・短所について論述する。また、事例研究も行う。 |
臨床心理査定特殊研究 (2) |
臨床心理査定の中心になっている心理検査法の信頼性、妥当性、実用性について比較研究し、主な長所短所を分析する。そして、臨床場面での活用利用について事例検討を行う。 | |
高齢者心理学特殊研究 (2) |
高齢者を対象とした心理臨床の実践のための最新の専門知識を修得する。講義では演習形式もとり入れながら、心の加齢現象を正常な加齢と病的な加齢の両面から探求してゆく。 | |
教育心理学特殊研究 (2) |
教育心理学に関する最近の知識の習得、実際的な研究遂行能力や教育心理学的考え方の精錬を、本授業の目的とし、教育心理学の研究能力をより向上させる。 | |
発達障害特集研究(2) | 広汎性発達障害の人の特徴を感覚や認知、対人関係等の側面からとらえ、不得意なことと共にある得意なことを生かすアプローチを検討する。 | |
家族心理学特殊研究(2) | 家族心理学とその周辺領域に関する専門書、学術論文を読み、その研究の現状・課題ならびに実践の統合について検討する。 | |
学校臨床心理学特殊研究(2) |
学校生活においても見逃せない子どもの生活環境の多文化化は、人間の性格・行動特性に対しどの様な影響を与えるのか、臨床心理学的見解に基づいて対応のあり方を明らかにする。 | |
心理療法特殊研究(2) | 比較的メジャーな心理療法、あるいは歴史的にみて重要と思われる心理療法について解説。また、近年重要視されているポジティブ心理学の考え方を随時取り入れて解説する。 | |
家族療法特殊研究(2) | 家族内の人間関係の質は、人間の成長・発達に欠かせないものである。ここでは家族療法の3つの立場を通して、理論・実践とその課題を学ぶ。 | |
関連学問 分野 |
認知心理学特殊研究 (2) |
認知心理学の国際的な研究動向の把握、認知心理学実験の遂行能力と認知心理学的思考能力の向上を、主な目的とする。 |
心理統計法特殊研究 (2) |
実験や調査に基づく実証的データに直面した際の統計的分析手法について講述する。 | |
精神医学特殊研究 (2) |
精神医学における分類、病因と治療の方法を身につけ、精神療法、治療者-患者関係、メンタルヘルスについて実際の事例に基づいて研究を進める。 |