大学院

GRADUATESCHOOL

社会福祉学専攻 博士課程前期(修士)

〔通学課程・通信教育課程〕2年*

社会福祉学専攻博士課程前期では、EBP(科学的証拠に基づく実践)を理念として研究指導を展開。現職のソーシャルワーカーの方をはじめ、福祉行政機関等、様々な社会福祉関連の施設・機関で活躍している実践家の方々、また、他分野から志を新たに、社会福祉の専門職をめざす方々のための実証的研究を応援します。

教育の目的、カリキュラムポリシー、ディプロマポリシー

学位・取得資格・開講キャンパス

  • 学位 修士〔社会福祉学〕
  • 取得可能資格 高等学校教諭専修免許状[福祉]  

    (高等学校教諭一種免許状取得者のみ)

  • 開講キャンパス 池袋キャンパス/名古屋キャンパス

経営福祉コース

施設経営・運営・管理に欠かせない実践的な知識・スキルを習得できるカリキュラム・経営福祉関連研究選択科目群を開講しています。社会福祉の多様なニーズに対応できる高度な専門職者・研究者を養成します。

社会福祉学専攻修士課程カリキュラムの基本理念

1)国際的な場において教育者、実践者として活躍できる人材の育成
2)カリキュラムの基本的枠組みは、国際的組織であるIFSW(国際ソーシャルワーカー連盟)とIASSW(国際社会福祉学校連盟)が公式に採択した、世界共通の社会福祉専門職の定義を採用。
3){実践者-研究者}という統合モデルの推進
4)現在、世界的レベルで重要性が増しているEvidence-Based-Practice(科学的証拠に基づく実践)を基本的原理にすえた、科学的実践の修得と発展
5)社会福祉研究方法の基本的知識と技術の修得

必修研究科目群科目(8単位)
社会福祉学の基礎や調査研究の基本を学ぶとともに、実践への応用、
社会福祉援助技術に関する現実的課題の探求と研究を行います。

選択科目(18単位以上選択)

個々の院生の研究テーマと目的に応じて科目の選択を行います。
社会福祉制度 ・政策研究選択科目群 援助技術 ・実践研究科目群 経営福祉関連研究選択科目群

課題研究(4単位) <修士論文執筆>

修士論文審査・口頭試問合格

修士(社会福祉学)

【春期】
時間
9:00~10:30   精神医学特論        
10:45~12:15  

スーパービジョン
特論

      専門演習ⅠA
(社会福祉制度・
政策理論研究)
専門演習ⅠB
(援助技術・
実践研究)
専門演習ⅠC
(経営福祉関連
研究科目
13:10~14:40           専門演習ⅡA
(社会福祉制度・
政策理論研究)
高齢者保健
福祉 特論
専門演ⅡB
(援助技術・
実践研究)
社会福祉原論
特論
専門演習ⅡC
(経営福祉関連
研究科目
14:55~16:25   社会福祉経営
特論
福祉マネジメント
特論
  社会福祉援助
技術 特論
社会福祉援助
技術演習
16:40~18:10         社会福祉調査
統計特論
経営福祉研究
方法特論
18:25~19:55       社会福祉調査
統計特論

 

【秋期】
時間
9:00~10:30   精神保健福祉
特論
  マーケティング
特論
  児童福祉特論
10:45~12:15   地域福祉特論   経済学特論   専門演習ⅠA
(社会福祉制度・
政策理論研究)
専門演習ⅠB
(援助技術・
実践研究)
専門演習ⅠC
(経営福祉関連
研究科目
13:10~14:40   社会保障特論 精神保健福祉
援助技術特論
  海外福祉事情
特論特論
専門演習ⅡA
(社会福祉制度・
政策理論研究)
専門演ⅡB
(援助技術・
実践研究)
専門演習ⅡC
(経営福祉関連
研究科目
公的扶助特論
14:55~16:25   オーガニゼーション特論 精神保健福祉
援助技術演習
    社会福祉研究
方法特論
16:40~17:10 精神かリハビリ
テーション特論
障害者福祉
特論
      社会福祉研究
方法特論
18:25~19:55 非営利企業特論          


必修研究科目群

社会福祉研究方法特論(4) 量的・質的の社会福祉の研究方法を学び、仮説の証明のための定量的データの分析を行うために、データの収集、データの整理・分析と考察といった作業を習得する。
専門演習ⅠA(2)
(社会福祉制度・政策理論研究)
各研究分野についての幅広い理解とともに、研究方法の基礎を実践的に学びます。
専門演習ⅠB(2)
(援助技術・実践研究))
専門演習ⅠC(2)
(経営福祉関連研究))
専門演習ⅡA(2)
(社会福祉制度・政策理論研究)
修士論文提出のための各段階に向けての発表、検討の場を設け、専門演習Ⅰで習得した内容をさらに掘り下げます。
専門演習ⅡB(2)
(援助技術・実践研究))
専門演習ⅡC(2)
(経営福祉関連研究))
課題研究(4)

社会福祉制度・政策理論研究選択科目群

社会福祉原理特論(4) 社会福祉の原理と理念、社会福祉の構造と機能を体系的に研究し、 高度専門職業人としての社会福祉専門職のあり方を探求する。
高齢者保健福祉特論(2) 高齢者保健福祉の制度、政策について、研究テーマに沿って問題点を見出し、日本・韓国・中国などのアジアと欧米の高齢者保健福祉を分析・考察する。
児童福祉特論(2) 児童に対する援助活動について、院生各々の問題意識に照らし合わせ具体的事例も用いて援助活動のあり方を多角的に模索する。
障害者福祉特論(2) リハビリテーションを中心に障害者福祉の概念や専門性、社会福祉における役割や意義・方法等について諸理論を考察する。
社会保障特論(2) 社会保障の政策原理について論究し、社会保障制度の体系、各制度の目的、対象、給付内容等について多角的に分析・検討する。
地域福祉特論(2) コミュニティと社会福祉援助技術という視点から、地域福祉の役割と意義を中心に分析・討議を行う。
公的扶助特論(2) 生活保護行政の課題、低所得者対策等に焦点を当て、生活保護制度をめぐる今後の課題について分析・考察する。
海外福祉事情特論(2) ドイツの社会保障、イギリスの福祉政策、アメリカの医療制度と医療費支出、韓国の福祉の変遷など、海外の福祉事情を研究する。
社会福祉法特論(2) 医療、介護、年金、雇用、労災の5つの社会保障制度を歴史的観点から捉え、基本的思想を理解し、応用の利く知識を獲得する。
精神保健福祉援助演習(4) 精神科ソーシャルワーカーとしての業務を遂行するに際しての実際的な面接技法等をロールプレイ、事例研究などによって深めていく。

援助技術・実践研究選択科目群

社会福祉援助技術特論(2) 現代の社会福祉援助活動における、さまざまな実践理論、実践モデルについて分析・考察する。
社会福祉援助技術演習(2) ソーシャルワークの価値観・倫理、面接技法などを取り上げながら、事例研究を通して、問題解決の過程とその技法について指導する。
精神保健福祉援助技術特論(2) 精神保健福祉分野のソーシャルワーク固有の実践理論および技術という認識から、「利用者主体」の福祉サービス理論について分析・考察する。
精神保健福祉援助演習(2) 精神科ソーシャルワーカーとしての業務を遂行するに際しての実際的な面接技法等をロールプレイ、事例研究などによって深めていく。
スーパービジョン特論(2) スーパービジョンに内在する管理機能と教育機能の双方に焦点を当て、スーパーバイザーの役割と機能の理解と分析を行い、スーパービジョンの構造、過程、手法について論及する。さらに、勤務評価の手法と評価に必要とする評価スケールの作成方法と使用方法の習得を進め、より高度な社会福祉援助技術の手法を探究する。
精神医学特論(2) 近代以降の精神医学の歴史を踏まえながら、精神医学への理解を深め、精神疾患についての治療法やチームケアについて考察する。
精神科リハビリテーション特論(2) 精神科領域におけるリハビリテーションのあり方について考察し、批判的に検討する。
老年・小児医学特論(2) 少子高齢社会では、医療者のみでなく、福祉サービス系スタッフなどの観点から限られた医療系資源の有効活用が必要である。このため老人・小児の身体的特徴および疾病症状の特異性を含む医学的問題を中心として、社会的問題(養育者、介護や、QOLなど)も講義や調査発表から検討し学習していく。
福祉リスクマネジメント特論(2) 日本型福祉の名のもとに、高齢者も障害者も「家族で面倒を見るのが当然」とされてきたわが国において、その在り方を根本的に改め、介護の社会化への道を切り開く介護保険制度の誕生・導入の過程について学び、医療と福祉、現場と政策の間の実践的な問題提起を学び、研究を進める。
社会福祉調査統計特論(4) 社会福祉踏査の一般理論について講述した後、調査統計データを実際に取り扱い、集計から多変量分析の実務を習得する。
※選択科目は年度により開講されないことがあります。

経営福祉関連研究科目群

経営福祉研究法特論(2) 福祉と経営が関係している様々なテーマを扱い、大学院での学習に必要な基礎的知識を習得し、研究方法を学ぶ。
経済学特論(2) 理論・実証の両面から、日本経済の過去・現在・将来について研究を進め、今後の日本経済に必要な構造改革・経済政策などを議論していく。
社会福祉経営特論(2) 応用経営学としての福祉経営、福祉医療の供給、福祉医療機関の経営、株式会社の福祉経営、日本の医療福祉制度などに関して議論を深めていく。
医療経営特論(2) 医療・福祉に関する問題について、施設経営学的な観点から研究を進める。現実の医療福祉機関がどのような問題に直面しているかを検証し、その効果的な解決策を検討する。
財務会計特論(2) 財務会計の様々な理論を学説的に議論することからはじめ、理論的な発展の過程、その実践の歴史、さらに福祉施設等における財務会計の考え方までを考察していく。
マーケティング特論(2) マーケティングに関する包括的な概念の研究を深め、特に福祉施設とうにおいてはどのようなマーケティング活動が効果的かつ重要になってくるのかを研究する。
オーガニゼーション特論(2) 我々の周りにある多種多様の組織(企業や組織等)に関する諸研究の特徴を解説し、組織研究の深化とその実践の応用について講述する。
管理会計特論(2) 管理会計は管理と会計が結合された内容である。経営管理にどのようにして会計情報を活用するかを考察する。
経営財務特論(2) 企業の意志決定に有益な経営財務の理論を学び、実務への応用力を養うことを目的とする。
医療経済特論(2) 今日の医療機関が抱える様々な問題を経済学(特にミクロ経済学)の考え方をふまえて学習する。
非営利企業特論(2) 営利企業との相違点を明らかにし、非営利企業の事業分野、経営管理、企業統治問題などに接近していく。
福祉マネジメント特論(2) 社会福祉機関・施設におけるケアマネジメント(運営・管理)を学ぶ。
※選択科目は年度により開講されないことがあります。