短期大学部について

学長挨拶

質の高いこどもの専門家を養成し、
現場で即戦力となる人材を育てていきたいと考えています

  • 東京福祉大学 短期大学部学長
  • 名誉博士 中島 範
  • 上海師範大学名誉教授
  • 韓国京東大学校名誉総長

 東京福祉大学は、2000年4月に開学した比較的新しい大学です。そのため、歴史や伝統にしばられることなく、社会の変化に柔軟に対応できる大学として、教育環境の整備・充実を進めてまいりました。また、「学生はお客様」という視点から、お客様である学生のニーズに合わせた価値ある教育を実践してきております。
 本学短期大学部では、単に保育現場の実務者としてこどもの養育を行うだけではなく、質の高い専門知識や技術を身につけた「こどもの専門家」としての保育者の養成をめざしています。

 時代の変化や多様化により、保育者に求められる役割にもさまざまな変化が見られるようになってきました。特に最近では、核家族化や地域との関わりの希薄化により、子育てに悩みを抱える保護者が急増しています。保護者や家族に対して心理的・社会福祉的援助を行い、子育てに関する問題解決のできるカウンセリングマインドをもった、保育ソーシャルワーカー的な資質をもった保育者が求められるようになってきました。そこで、本学短期大学部では、臨床面接、社会福祉援助技術の能力等「福祉のこころ」をもった人材の育成をめざしています。
 また、現在の日本は国際化が進み、保育所、幼稚園などにもさまざまな国籍や民族のこどもが入ってきています。このような時代において、異なった文化的背景をもったこどもや保護者を理解し、対応できる国際感覚のある保育者は、これからの保育現場においてさらに求められていくことでしょう。

 本学短期大学部では、増大する保育ニーズに十分に対応でき、こどもや家庭に関わるさまざまな問題を発見し解決できる能力をもった人材を養成するために、ディスカッションやグループワークなどのアクティブ・ラーニングをとりいれ、質の高いこどもの専門家を養成し、現場で即戦力となる人材を育てていきたいと考えています。
 学生時代に学んだ知識・技術、あるいは資格・免許は人生の宝物となるはずです。私自身、学生時代に努力して勉強した経験があったからこそ、今まで長く教育の世界で頑張ってこられたのです。皆様も東京福祉大学短期大学部で学業に専念し、資格や実力を身につけて、ご自分の志した道を歩んでいただきたいと思います。